総務常任委員会・協議会(庁舎予定地地質調査)、新庁舎建設特別委員会
2時、就寝。
7時に起床し、大粒納豆、目玉焼き、ピーマンの油炒め、焼き海苔、蜆の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。
8時過ぎ、シャワーを浴びたのち、市役所に移動。
会派室で意見交換をし、10時から総務常任委員会に出席する。今回は消防本部の所管業務の審査はなく、総合企画部、財務部、市民生活部のみである。
「議第84号 平成28年度一般会計補正予算(第5号)」
総額2億4880万円の補正。
・特別職の給与費(長等)共済費含み 6761.5万円
・保存文書移設運搬委託料 86.4万円
西山町事務所への移設
・文書費 庁用備品 237.6万円
Q.本会議場でも聞いたが、文書管理の全体計画は決まっているのか。新庁舎建設の話もあるが、永久保存や普段使わないものは新庁舎におく必要もないであろう。今回の西山町事務所への保存は緊急避難的なのか、全体計画のなかでの対応なのか、そういったことを含めて文書管理の全体計画について聞きたい。
A.全体的な計画、平成23年からの公文書等の管理に関する法律に基づいて管理していくが、現時点では全体計画はまだでていない。新庁舎を建設しようがしまいが、現在の書庫のキャパシティを越えている。まずはルールの洗い出しを今年度から着手している。来年度からの継続的に行っていく。
Q.電子ファイルを正式文書として認めるか否か、といった紙ベースではないルール作りも含まれるということで良いか。
A.電子化によりスペースは大幅に削減されるが、過去における文書を電子化する経費の問題がある。まずはこれから作る電子文書は現在進行形でいく。かつてはMOでの保存が国からも推奨されてきたが、現在はメディア、機械すらない。メディアでの保存は長くとも100年、過去文書はそれ以上の年限となる。
Q.歴史的な紙文書の保存の観点から聞きたい。根本的な話に戻って恐縮だが、現在の電子化したものの最古は昭和21年以前と言われるものの、柏崎町時代、つまり柏崎市制施行の昭和15年より前のものの扱いはどうなっているのか。
A.旧西山町の文書が昭和21年、旧柏崎市としては昭和40年が最古となる。柏崎町時代のものは図書館で歴史的文書としての保存。今後、そういった面も含めてルールを整理していきたい。
・新庁舎整備事業 地質調査委託料 3100万円
文化会館アルフォーレ3本に比べ、ボーリング数が増え7本を予定。
地震波測定210万円。
Q.確認だが、模擬地震波(地震が発生した時に地盤がどのように揺れるか、地震波の伝わり速度など)の作成・解析の費用が含まれての費用3100万円なのか。また結果はいつ公表されるのか。
A.調査と解析まで費用に含まれる。12月議会には難しく、調査に数か月かかるため、判明しだい公表したい。
Q.不勉強なもので教えてほしい。東日本大震災以降、長周期地震動の問題がでてきている。建物そのものは免振構造で被害を逃れたが、長周期地震動により建物内部、そして業務継続ができないという事例が専門誌などで紹介されていた。そういった事に鑑み、今回は免振構造そのものだけの調査なのか、それとも建物ができた場合のことも考えての調査なのか。
A.建物そのものの揺れを軽減させるための免振構造を設計するための調査となっている。
Q.整理して質問するが、今回はあくまで免振構造のための調査であり、もし建物ができあがった段階でも必要があれば調査するということか。
A.もう一度耐震調査を行うことはない。今回、採用する免振構造のなかで長期振動をはじめ、すべての地震動に対応する。
「議第101号 平成28年度一般会計補正予算(第6号)」
(仮称)柏崎市地域エネルギービジョンの策定に向けた委託料等を要する経費を措置。
・総額1994.9万円(うちエネルギービジョン策定委託756万円)
Q.国からの補助金なので、有効に使った方が良い。電気料金の高いコミュニティセンター15施設等に適用していくということであるが、施設の統合や今後の削減は、このビジョンの中には反映しているのか。維持費は市の税金での運用になる。
A.電気使用料の多い施設は、今後も当然使っていく施設であり、今後の公共施設の在り方も考慮して決めていきたい。
「議第90号 文化会館アルフォーレ設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
使用料・手数料の見直しに関する基本方針に基づく検討結果を踏まえ、利用料金を改正するため。
「議第91号 税条例等の一部を改正する条例の制定について」
地方税法の改正に伴い、修正申告書の提出又は納付すべき税額を増加させる場合における法人市民税に係る規定を改正するため。
「議第94号 字の変更について(高田北部地区)」
県営経営体育成基盤整備事業の実施に伴い、高田北部地区の字の区域を変更するための議案。
「議第95号 字の変更について(西山内郷地区(別山換地区))」
県営中山間地総合整備事業の実施に伴い、西山内郷地区(別山換地区)の字の区域を変更するための議案。
「請第4号 免税軽油制度の継続を求める請願」
・紹介議員の説明なし
11時から討論、採決となったので、新庁舎整備事業のうち地質調査委託料3100万円が入っている「議第84号 平成28年度一般会計補正予算(第5号)」については、部分的に反対しようと思ったが、土地そのものの調査はいつかしなければならないため、「異議なしの賛成」ではなく、以下のように
「地質調査の結果が分かり次第、速やかに結果を公表すること!」
という意見を付しての賛成とした。その他の議案もすべて可決した。
11時15分から総務常任委員協議会となり、まず2つの部から以下の報告があり、質疑も行った。
<市民生活部>
(1)し尿処理場の在り方について
・大規模改修が必要となり、平成28年度に柏崎市し尿処理場在り方検討委員会を設置。し尿処理場の整備方針の決定及び整備実施計画の策定した。
・1日46キロリットルが入るため、自然環境浄化センターに下水道投入施設を新設する。
・自然環境浄化センターでし尿等を処理し、ガス発電での利活用が有効。
Q.地元住民の方から議会で決まったのか?と言われたが、これまで議会での説明がなかった。良かれと思って地元の町内会長さんに説明したと思うが、そういったすれ違いは少し注意してほしい。
A.当初予算で説明するべきであったが、特段の質問がなかったので、そのまま来てしまった。今後、気をつけたい。
<財務部>
(1)平成27年度決算に基づく財政の健全化判断比率・公営企業の資金不足比率について
・一般会計等の実質収支は黒字、実質赤字比率は該当なし。
・実質公債費比率(3か年平均)
平成27年度14.7%<県内ワースト2>
平成26年度15.6%<県内平均12% 全国平均8%>
・将来負担比率 平成27年度50.7%
(2)平成28年度行政評価(事務事業評価)の取組状況について
・平成27年度に執行した人件費や一般経費等を除く842事業において、担当課による自己評価(簡易)を行い、財政課及び行政改革室で25事業を評価対象として選定。
<C:縮小>
「広報発行費」、「歴史的建造物調査費」、「客宣伝事業(高柳町)」、「北陸新幹線観光誘客事業」、「移動販売支援事業」
<B:拡充>
「柏崎の魅力発信事業(平成28年柏崎シティセールス推進事業)」、「ワーク・ライフ・バランス推進事業」、「産学連携支援事業」
・外部評価対象事業(9月29日、30日に評価し、公表予定)
「柏崎の魅力発信事業(平成28年シティセールス推進事業)」、「鉄道等活性化事業」、「ワーク・ライフ・バランス推進事業」、「若年者就労支援事業」
<A:現状維持>17事業
<廃止>0事業
Q.「柏崎の魅力発信事業(平成28年柏崎シティセールス推進事業)」の反省点にあるように当日に突発的な費用(いきなり500万円オーバー)など、およそ行政の仕事とは考えられないこと。外部評価に期待したい。質問であるが、外部評価対象事業に「鉄道等活性化事業」と「若年者就労支援事業」が入っている、選定理由は何か。
A.「鉄道等活性化事業」市民号が今後の鉄道活性化につながるのか、確認したいということ。「若年者就労支援事業」については、事業効果がでているのか、行政改革推進委員が調査したいという
A.「心のオアシス」など、いきなりハローワークに行けないといった方、中間での取組が必要かどうか、ということの評価がある。
Q.ここは個別の事業評価についてのコメントを言う場面ではないが、意見として聞いてほしい。我々、議員のもとには引きこもりといった相談も来る。一般質問でも取り上げたが、いきなりハローワークに行って社会復帰、というパターンは少ない。中間での支援は必要であり、廃止や縮小ということではなく、事業の方向そのものを考えてほしい。
(3)平成28年度公の施設の指定管理者の更新予定施設について
・公募による更新施設一覧(1施設)
新潟県立こども自然王国
→ (株)生態計画研究所 平成29年4月から5年
・非公募による更新施設一覧(1施設)
柏崎市文化会館アルフォーレ
→ (公財)かしわざき振興財団
新潟照明技研共同事業体
平成29年4月から5年
Q.新潟県立こども自然王国は、スタッフとして働く場合、危険物取扱者の資格が必要になっているが、同様に指定管理者に指定する場合、昨今の防災意識の高さから防災士なども求めるといった考えはあるか。宿泊や大人数を収容する施設は防災知識のある人間もしくは研修を行うことを条件に入れるべきと思う。
A.今回の指定管理は、今まで通りの考え方でいっているが、防災面に関しては検討材料にしたい。
12時10分に終了となり、会派室に戻って、持参してきた「日の丸弁当」(自家製の大きな梅干し、ご飯、トマト・ガーリックソースの牛肉ステーキ、ピーマンの油炒め、茗荷の粕漬、胡瓜の浅漬け)、お茶で昼食をとる。
梅干しでご飯を頬張ると、「清貧の食卓」といった感がある。
13時から再開となり、総合企画部から1件の報告が行われた。
<総合企画部>
(1)柏崎市情報CIOマニフェスト平成27年度実績報告
・第三セクター(株)カシックスの水平展開支援
平成27年度末までにカシックスの新規事業を2つ以上事業化できるよう支援。
>柏崎市以外の地方自治体からの情報システム構築・運用アウトソーシング事業(クラウド・コンピューティング事業)
(1)住民情報システム共同化(三条市、長岡市など。平成25年11月より継続。RKKコンピュータサービスとの協業)
(2)臨時福祉給付金システム印刷業務(魚沼市)
(3)グループウェアシステム構築業務(三条市)
安定ヨウ素剤配布管理システム構築・運用業務(新潟県)
>Ruby事業
人事給与システム構築業務(某ベンダー)
Q.情報化関連経費の削減、職員研修による職員の意識改革は既に完了、A評価となっているが、電子入札の導入および利用促進、そして第三セクター(株)カシックスの水平展開支援がB評価となっている。水平展開について、「期待以上になれない」あと一歩の要因は何か。
A.いくつか受注はできたものの、中長期的にみて企業の体質づくりまでいかなかった。今後、市の支援も含めて、引き続きカシックスの水平展開には力を入れていきたい。
13時20分から新庁舎建設特別委員会に出席。
<報告事項>
(1)柏崎市新庁舎整備事業に係る平成28年度の事業経過及び今後の予定について
・9月上旬、設計者との定例協議、各階の配置検討
・12月以降、市民説明会当の意見を参考に基本プランを策定、配置及び空間等が決まり次第、構造・電気・機械の詳細検討を開始。
・2月以降、基本設計のとりまとめ作業。
Q.設計委託の業務範囲について聞きたい。市民ワークショップでは、司会を設計業者が行っており、まちづくりの観点で違和感がある。本来は、庁舎のことであり、市職員が行うべきではないか。
A.市民ワークショップの全体進行は市職員でやっているが、検討のファシリテーターは業者にお願いしている。第2回、第3回とあるので、今後の市職員の関わり方については検討したい。
(2)柏崎市新庁舎建設基本設計等の進捗状況について
Q.市長は一人であるが、副市長は今後50年以上の柏崎市政で2名になる可能性だってある(行政担当、民間企業・政治担当)。そういった設えは想定しているのか。
A.含んで考えられるような設計も必要と考える。
Q.議場内の当局側、つまり理事者側に控室がない設計であるが、最近の新しい庁舎だと理事者控室が用意されており、説明補助者が控えていたりする。
A.現時点では、業者側の現在の作りを想定した提案なので理事者控室はない。今後、そのような検討もしたい。
(3)柏崎市新庁舎建設基本設計における議会機能のゾーニングについて
Q.議会棟そのものは免振構造ということで良いのか。議会棟の1階部分、つまり傍聴席の下はどのようにして活用するのか。
A.免震構造を採用する。1階のスペースは、市民ワークショックで意見をもらっている。
Q.あくまで意見であるが聞いてほしい。災害時には議会などは開会されないので、議場を災害対策本部にするというのはどうか。今後の議会も大画面ディスプレイを正面に置くことがでてくる。一般質問の資料提示や審査でもディスプレイを使う可能性が高い。そうなれば、災害対策本部として使う機能と変わらない。議場を災害対策本部に使うという発想の切り替えもほしい。
<協議事項>
(1)報告を受けての今後の議会としての対応について
・9月23日までに各会派での意見集約をして頂きたい。
・会派別の集約を次回の新庁舎建設特別委員会(9月26日(月)13時~)で協議する。
14時20分から議会運営委員会に出席する。主な内容は以下の通り。
1.議員発案の取り扱いについて
(1)学費と教育条件の公私間格差是正向けて、私立高等学校への助成の充実を求める意見書(案)(国あて)
自治研究会:提出
(2)学費と教育条件の公私間格差是正に向けて、私立高等学校への助成の充実を求める意見書(案)(県あて)
自治研究会:提出
→ 全会一致とならず
(3)労働時間と解雇の規制強化を求める意見書(案)
日本共産党柏崎市議員団:提出
→ 全会一致とならず
そもそも元となった請願が取り下げられているので、議場で採決すること自体にも違和感がある。
(4) 北朝鮮の核実験に対する非難決議(案)
決断と実行:提出
→ 全会一致となり、議会運営委員会での発案。
2.請願の撤回について
「請第6号 労働時間と解雇の規制強化を求める」請願
9月23日(金)の本会議において撤回承認を諮る。
3 専決処分報告について
「報第31号 専決処分報告について(新潟県市町村総合事務組規約の変更について)」
議会運営委員会終了後、会派室に戻り、会派内での意見交換、他会派議員との意見交換などを行う。
17時、事務所に戻り、事務仕事。
18時30分、たっぷりの唐辛子、花山椒、刻みニンニク、市販の豆板醤、絹ごし豆腐を使った激辛麻婆豆腐、ひじきと大豆の煮物、キャベツ半玉と市販の中華麺を使った広島焼き風のお好み焼き、小粒納豆、ビール500ml3本で夕食をとる。
食後、熱めのシャワーを浴びたのち、録画しておいたテレビ番組を一気に観つつ、週刊誌を読む。
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