自民党新潟政治学校第2回政策プレゼンコンテスト
「夢と希望あふれる新潟へ~わたしが描く処方箋」審査員
2時、就寝。
7時に起床し、大粒納豆、スクランブルエッグ、豚挽肉と大根の煮物、蜆の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。
食後から事務所で事務仕事。
11時過ぎ、愛車で新潟市内に向かって移動する。途中、三条市で諸雑務。
13時、新潟市内に入り、依頼されたワープロやゲーム機の修理をするためのパーツ取り用のジャンク品を買い漁る。
買い物ついでにスーパーで購入した納豆細巻き2本、フランクフルト、低脂肪乳で昼食。
14時30分、自民党新潟県連に移動し、自民党新潟政治学校第6回講義を途中から聞かせてもらう。
講師は、中央政治大学院学院長の岩屋毅衆議院議員で、テーマは「IRが『観光立国』と『地方創生』を推進する」。
主な内容は以下の通り。
1.「カジノ」ではなく、あくまでも「IR」。「×カジノ解禁法」
IR内のカジノが合法化されるのは、実施法が成立してから
2.「×誰でも」「×どこでも」「×いくつでも」
あくまでも地域の同意を得た自治体の「手上げ方式」
3.「日本観光」の現状と可能性
2030年までに6000万人、消費額を15兆円に
4.「観光立国」は人口減少時代のおける最大の「成長戦略」
5.観光を「地方創生」の柱に「一村一品観光運動」へ
6.シンガポールでの成功事例(脱工業生産力モデル)
観光客6割増、観光収入9割増
7.MICE機能を強化し、「クール・ジャパン」を力強く発信
8.社会的懸念事項への対処 ギャンブル依存症対策の強化
9.税収で「観光振興」「文化芸術振興」「ギャンブル依存症対策」
10.「ギャンブル依存症対策」への包括的な取り組み
日本人には入場料、入場管理、広告規制、貸金規制等
教育、予防、調査、治療、更生支援の総合的な体制づくり
講義終了後、15時10分から自民党新潟県連青年部局主催の第2回政策プレゼンコンテスト「夢と希望あふれる新潟へ~わたしが描く処方箋」となり、前回の第1回のグランプリ受賞者として審査員をすることとなった。
審査項目は、(1)独創性(2)必要性・具体性(3)テーマとの整合性(4)プレゼン力の4項目であり、それぞれに5点満点計20点満点での採点。プレゼンテーションの時間は10分で、終了5分前にベル1回、終了1分前に2回、10分を超えた場合はベル3回で総得点から10点を引かれるという時間に厳しいもの。
審査員+傍聴者による審査で「グランプリ」「準グランプリ」、そして新潟県連青年局長の「特別賞」が決定される。
今回の出場者は5名であり、柏崎市からは同じ会派に所属する上森茜議員が1番目で出場した。
順番とタイトル、主な内容は以下の通り。
1.「新潟から始めるエネルギーツーリズム」
火力、水力、風力、地熱、太陽光、原子力のそれぞれを体験できるツアーの企画、実施。
教育現場のエネルギー教育の現状は混乱しており、「中立的」なエネルギー教育が必要→ 中立的エネルギー教育を企画又は実施し、継続的にエネルギー教育を推進していく意思のある者を対象にし、交通費や宿泊費などを支援し、中立的エネルギー教育を実施。
・自治体単位での実施や学校を単位で実施すれば教員の負担も減らせる
・年に一度の自然教育も行えるので防災力強化
・観光客への新たな魅力づくり
2.「若者に政治参画の手応えと喜びを~新潟と日本を救う処方箋」
新潟政治学校ジュニアを開設し、継続させる(お金がかからず、敷居が低いもの)
・各学校関係に協力を依頼し10代、20代の教室を開設
・youtubeを通じた通信講座
・プレゼンコンテストや地方議員との橋渡し
3.行政サービス向上に向けたスマート政策「モツノミクス三種の盛り合わせ」
魚沼市は「生モツ」の食習慣があり、そのモツにかけたタイトル。
(1)民間でできることを民間で。
職員の負担、運営コストを約20%カットへ
(2)地元でできることを地元で。
市内就職率、人口流入出が約8%向上
(3)行政でできることを行政で。
4.「新潟県の日本酒を通じての学ぶ、20歳からの日本酒教育」
日本酒文化の中から日本の良さを知ることが、新潟も日本も良くなること。
蔵見学、稲刈りで日本酒自体を学び、日本酒を通して四季とのつながり、地域性、人とのつながりを学ぶことができる。
18歳からの日本酒教育ができる日が選挙と同じように来る。
5.「日本のエネルギー戦略への提言 日本がなすべきこと 新潟がなすべきこと」
<新潟がなすべきこと>
・日本海にあるとされるメタンハイドレートの商業化
・人材の育成
<日本がなすべきこと>
・エネルギー確保と自給率の向上
・シーレーンの防衛には制海権の維持が必要不可欠
・原発技術のさらなる向上
・再生可能エネルギーを含めた自前資源の確保
上記の為に「エネルギー国債」「国防債」を発行
16時10分、5人のプレゼンテーションが終わったところで休憩。
16時35分から表彰式となり、前回グランプリ受賞者としてすべての提案に対し、講評として感想を述べさせてもらった。
1.「新潟から始めるエネルギーツーリズム」
即実施でき、各地域の活性化に使える案であることが注目される点。一点だけ、原子力発電の賛否に拘ったためか「中立的」というのが、逆に変なイメージを与えたような感がある。エネルギー安全保障の事実を伝えるということを表現すれば、もっと良かった。
2.「若者に政治参画の手応えと喜びを~新潟と日本を救う処方箋」
「銀河を動かす」といった『銀河英雄伝説』の少しオタク入った事例がユニーク。私なんかは、銀河は動かせず、コンビニの「おでんをツンツン」と動かすぐらい。
即実施できる提案であるが、ジュニア政治塾にどう参加してもらうか、そこにもう一工夫があれば、もっと良かったと思う。
3.行政サービス向上に向けたスマート政策「モツノミクス三種の盛り合わせ」
本当に身近なものであり、日ごろ感じているところが整理され、かつ公がやるべきことと民間の事業を分けている点が良かった。えてして、人口が減っていると何でもかんでも行政頼みになることが多いなか、精神性の高さが見えた。郷土愛も同様。できれば、魚沼市の実際の数値、つまり公共施設の面積や壊しても良いと思うような施設の事例もあれば良かった。
4.「新潟県の日本酒を通じての学ぶ、20歳からの日本酒教育」
着眼点はユニークというか、かなり独創性がある。全国で乾杯条例、新潟県内でも日本酒での乾杯条例が施行されてきており、できればそういった条例との整合性にも触れてもらいたかった。ちなみに、新潟県内では、かつて吉川高校に醸造科があり、利き酒ができる高校生がいた。そういったユニークな資源を新潟県は無くしてしまったので、こういう提案は良かった。要望を言えば、アルコールを飲まない宗教、国柄という世界的視野ももってもらい、日本酒とともに麹を使った甘酒も触れてもらうと今後につながる。
この会場に新潟県議会議員である青年局長がいらっしゃるので、新潟県条例としての乾杯条例の制定をお願いしたい。
5.「日本のエネルギー戦略への提言 日本がなすべきこと 新潟がなすべきこと」
一番最初の提案と同じ方向ではあるが、実際の問題点、対処、財源となる「エネルギー国債」「国防債」まで踏み込んだのは良かった。
一点、エネルギー戦略のために新潟県、日本がなすべきこと、のなか、人材の育成にはもう少し踏み込んでほしかった。つまり、日本がなすべきことの一つに挙げている原子力発電技術のさらなる向上のためには、いまの原子力系学科への不人気がネックになっている。それはマスコミは煽った核利用のマイナスイメージなども要因であろう。このように、新潟県、日本がなすべき事それぞれが独立したものではなく、双方絡んでいることに触れれば、もっと深い考察になったと思う。
ちなみに提案にあった、制海権保持のための連合艦隊は是非やるべきと思う。
審査員、傍聴者の集計の結果、以下の結果となった。
特別賞:「新潟県の日本酒を通じての学ぶ、20歳からの日本酒教育」
準グランプリ:「新潟から始めるエネルギーツーリズム」
グランプリ:「若者に政治参画の手応えと喜びを~新潟と日本を救う処方箋」
表彰式ののち、途中退席になったが、急いで帰路につく。
18時30分、柏崎市内まで戻ったところで、「割烹 かもした」(電話:0257-22-2333)に移動し、平成28年度柏崎おもちゃドクター連絡会の忘年会に出席する。
おもちゃを修理する際、3Dプリンターが安くなってきたとはいえ、欠損部品を作るのは大変であり、ストックから探すのが最も確実。そのためには、柏崎市内のおもちゃは、そのまま捨てるのではなく、リサイクルセンターなどで回収する仕組みがあれば助かる。しかも、これが実現できれば、おもちゃドクターのためだけではなく、「もの大切にすること」を柏崎市民で共有できる。さらにいえば、回収したおもちゃのストックをオブジェ風に飾っておくのも面白い。
21時過ぎ、自宅に戻り、熱めのシャワーを浴びてリフレッシュ。
22時から事務所でパソコンやワープロの修理作業を行う。
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