引きこもり経験者が新聞発行「全国ひきこもり当事者連合会」
2時、就寝。
7時に起床し、大粒納豆、豚肉切り落としともやしのオイスターソース炒め、生卵、豆腐とエリンギの味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。
シャワーを浴びたのち、9時過ぎ、市役所に移動。会派室で諸雑務や打ち合わせを行う。
10時から本会議、一般質問二日目に出席。午前中は二名の議員が一般質問を行ったが、そのなか二年前の平成27年12月定例会の一般質問でも取り上げた「引きこもり」についての質問もあった。
行政として引きこもりを把握するのは大変であるが、実態は長期化しており、かつ40代ぐらいになると社会復帰が困難になるため、政策で対応する必要がある。
実際に引きこもりであった方が、その経験を基に新聞を発行している事例もあり、そういったものを参考にしながら、引き続きこの問題に取り組んでいきたい。
平成28年12月24日『茨城新聞』
引きこもり 実態知って
経験者が新聞発行
つくば出身木村編集長
誤解解消へ生の声
当事者の声を伝えようと、引きこもり経験者が「ひきこもり新聞」を発行している。引きこもりに対する偏見や誤解を解消させるのが狙い。つくば市出身の男性が編集長を務め、「引きこもりは誰にでも起こり得る。『悪』というイメージを変えたい」と話す。
東京都世田谷区の賃貸マンションの一室に同紙編集室がある。
「引きこもりを正義とは思わないが、『悪』にもしたくない」。木村ナオヒロ編集長(32)は新聞への思いを語る。
8人いる編集メンバーは全員が引きこもり経験者。記事や写真、レイアウト、ネット掲載などを分担する。木村編集長が発行費用はじめ、9月から借りたマンションの家賃も負担している。12月から、ここに住んでいる。
自身、10年近く引きこもった。大学浪人と、大学卒業後に弁護士を目指して司法試験の勉強をしていた時の2回にわたる。友人関係が絶たれ、外出先はファミレスや図書館など自宅周辺のみだった。昨年7月に医師から指摘され、初めて引きこもりと自覚した。
同紙を創刊するきっかけは今年3月。当事者を強引に連れ出す支援団体をテレビが取り上げていた。
木村編集長は「多くの支援団体は当事者に寄り添っているのに、暴力的団体を放送したことに疑問を持った」と言う。抗議しようとしたが、経験者や当事者の団体は見当たらず、声を上げるすべがなかった。
4月から経験者や当事者が集まる交流会に通い、新聞製作の話題が出て、発起人となった。9月には新聞製作を活動メインとする一般社団法人「全国ひきこもり当事者連合会」を設立し、代表理事に就いた。
同紙は11月に創刊し、2カ月に1回発行する。タブロイド判で8ページ。創刊号は、引きこもり研究の第一人者、斎藤環筑波大教授のインタビューや当事者の寄稿などを掲載した。次回1月号は女性の引きこもりを特集する。価格は500円で、当事者が100円。賛同してくれる人は応援価格で2千円。問い合わせ、購読希望はinfo@hikikomori-news.comへ。
いじめや就職失敗、人間関係のトラブル、リストラ…。引きこもりに至る経緯はさまざまだ。木村編集長は「自分自身、引きこもるのは『弱い人』と思っていたが、一定の条件がそろえば誰にも起こり得る」と感じた。
引きこもり長期化による当事者と親の高齢化など問題は深刻さを増す。木村編集長は力を込める。
「声を上げることで、行政に政策を作ってもらう。当事者が沈黙する時代を終わらせる」
11時50分から休憩となったので、一旦、自宅に戻り、郵便物などの処理。先日仕込んだ鴨のガラ、首と長葱、生姜でとった出汁に醤油、酒、みりんで味付けしたつゆ、茹でた冷凍讃岐うどん1玉、刻んだ長葱の青い部分を大量にのせた鴨ねぎうどんで昼食をとる。やはり鴨の脂には葱である。
12時40分、市役所に戻り、意見交換。13時から再開となり、二名の議員が質問を行った。所属会派「決断と実行」の柄沢均議員からの市役所新庁舎に関する質問では、市民交流スペースについては再検討、新庁舎建設の時期については合併特例債を使う前提は変えられない、という答弁。
15時から15分間の休憩をとり、もう3名の議員が一般質問を行った。
18時に終了となり、自宅に戻る。
18時20分、鴨の出汁をベースに日高ねこぶだしを入れたつゆに、白菜、しめじ、鶏肉だんご、鶏胸肉、えのき、糸こんにゃく、鴨肉、椎茸、人参、豆苗を入れた鴨の豆苗鍋、豚カツの卵とじ、生姜の漬物、頂きものの佐渡市で一番小さい酒造メーカーである逸見酒造の「真稜 至 純米酒」4合で夕食をとる。
食後、21作目の映画『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』のDVDを観る。昭和53年(1978年)の作品であり、メカ鉄としてはブルートレイン国鉄14系寝台特急「みずほ」の雄姿が素晴らしく感動。
21時過ぎ、熱めのシャワーを浴びてリフレッシュしたのち、弔辞の原稿を書く。色々な感情も入り、何回も推敲する。
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