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2017年2月 3日 (金)

会派視察・秋田県大仙市2日目:廃小学校の利活用「くらしの歴史館」

 シャワーを浴び、1時に就寝。

 6時に起床し、持参してきたノートパソコン(ThinkPad X61,SSD,SXGA+化,LEDバックライト化)で事務仕事を行う。

Adsc_001313 7時40分、ホテル1階のレストラン「花茶屋」にて、小粒納豆、スクランブルエッグ、ベーコン、玉子焼き、山芋の磯部揚げ、ミートボール、コーンやオニオンスライスをのせたレタスサラダ、若布の味噌汁、牛乳、ミックス野菜ジュースでご飯1杯、パン2個の朝食をとる。

 8時30分、タクシーにて、大仙市内の西部(旧協和町)に向かって移動。

Img_3754 9時30分、大仙市総合民俗資料交流館(愛称:くらしの歴史館)に到着し、早速ご担当の生涯学習部部長待遇兼文化財保護課長、文化財保護課参事からご説明頂いた。
 大仙市では8市町で合併したため、統廃合による学校校舎の活用が課題になっており、このくらしの歴史館も、かつての峰吉川小学校を利活用したもの。

Img_3734 今回は時間が限られているため視察ができないが、大仙市は東北地方で最大の公文書アーカイブも学校校舎をリノベーションして取り組んでいる。我が柏崎市の場合も、御多分に漏れず、統廃合後の学校校舎の利活用が課題になっている。
 また、年間1万人を動員していた「昭和懐物ランド こども時代館」のように昭和の懐かしさ、若い世代にとってはレトロな面白さを味わえる施設を再構築したく、今回の視察に至った。

 視察の説明会場となった部屋には田中角栄元首相の紹介。アメリカのトランプ大統領と比較されているが、タイプが違うという認識は共通である。

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 主な内容は以下の通り。

1.設置の経緯
・平成20年3月に閉校した峰吉川小学校(平成2年建設)を活用した。
・市民に所在する民俗資料館が老朽化してきており、収蔵資料の劣化も懸念されていた。
・平成21年度から国の経済対策の一環である「ふるさと雇用再生基金事業」を活用して、市内の民俗民族資料館・収蔵庫7箇所に収蔵されている民俗資料の整理と集約作業(廃棄も含む)を進めた。資料は台帳、カード化した。
・ふるさと雇用再生基金事業によって集約された資料を活用し、体験型の総合的な民俗資料館を基本理念として3か年で整備を進めた。

*ふるさと雇用再生基金事業
 (業者に委託し、6名の雇用を確保)
平成21年 人件費846.8万円 物件費181.1万円
平成22年 人件費1295.7万円 物件費122.1万円
平成23年 人件費846.8万円 物件費127.7万円
合計 人件費3434.4万円、物件費430.9万円

・開設のための準備費は、平成21~23年度において、旧校舎の施設修繕費等に一般会計から460万円、ふるさと雇用の物件費が430.9万円で、約900万円。

2.入場者数
平成24年度(4/18~3/31)6813人
平成25年度(4/1~3/31) 5675人
平成26年度(4/1~3/31) 4091人
平成27年度(4/1~3/31) 3346人
*平成28年度は冬季閉鎖もあり、2800人ほど

3.維持管理費
平成24年度 890万円(オープン費用含み)
平成25年度 662万円
平成26年度 644万円
平成27年度 579万円
*管理人1名、管理補助員1名

4.施設の特徴
・閉校した小学校を活用した交流施設
・市内各地から集約した民俗資料館の展示公開施設
・懐かしい商店や家庭の光景を再現
・大型川船の展示と乗船体験
・企画展示室の設置
・資料の「保管展示」
・資料提供の呼びかけ「市民みんなで創る展示ブース」
・懐かしい遊びやクイズラリーなどの体験プログラム
・市民の生涯学習やコレクションの展示も行える展示交流室
・昭和と平成の学校教室の再現
・市内文化財・観光情報の発信施設
・市民が気軽に集える談話室と授乳室の設置
・秋田新幹線も見える展望交流室は親子のふれあいの場
 卓球施設も完備

 説明後、10時30分まで施設内を見学させてもらった。

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*ウルトラマンエースと紹介されているものの、パチものの巨大ソフトビニール人形。貴重である。頭部はエースもどき、両腕はゾフィー、ボディはタロウという逸品である。

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 レトロなものだけではなく、映画『となりのトトロ』など多くのスタジオジブリ作品の背景画を描いた男鹿和雄氏が大仙市(旧太田町)出身ということもあり、紹介展示もされている。

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 約1時間ほど施設内をまわり勉強させてもらった。あらためて思うのは、「昭和懐物ランド こども時代館」を廃止した柏崎市の決断は間違いだったということである。

→ 平成26年柏崎市議会9月定例会の一般質問で会田市長に問い質した。

 コレクションビレッジ等、周辺施設の平成24年度実績としては、

・痴娯の家  利用者1394人
       12.5万円の赤字
・黒船館   利用者1176人
      129.8万円の赤字
・同一庵藍民芸館 利用者1340人
       62.8万円の赤字
・米山山荘 利用者7729人→現在廃止
     1562.8万円の赤字
・こどもの時代館 利用者9734人→現在廃止
       359.9万円の赤字

となっており、さらに昭和のレトロ文化の意味でも重要であった。人脈などの資源があるうちに、何とか復活させねばならない。

 ご案内頂いた皆さんに御礼を述べ、11時過ぎ、大曲駅まで戻る。

 11時40分の秋田新幹線「こまち17号」に乗り込む。

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 ちなみにJR唯一の三線軌道であり、駅舎内にも説明展示がある。

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 天候が悪いため、4分ほどの遅れで大宮駅に到着し、「新幹線E7系弁当 1300円」を購入し、15時6分、上越新幹線「とき325号」に乗り換える。
 車両が動きだしたところで、「新幹線E7系弁当 1300円」を取り出すも、少し離れた席に座っているアジア系外国人の子供に凝視され、少し困惑。それでも空腹であり、かつ弁当箱がほしい(細かいパソコンの修理パーツ入れに)ので、やっと独身を卒業できた44歳、新幹線E7系弁当を頬張った。

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 弁当の内容は、鶏唐揚、海老フリッター、ポークウインナー、肉団子、ポテトフライ、玉子入りマカロニサラダ・グリーンピース、飾り人参、パプリカ、鮭おにぎり(国産米)、ツナおにぎり(国産米)、大根漬、プチケーキ。

Dsc_0005 16時15分、長岡駅に到着し、蕎麦つゆの香りに惹きつけられ、「そば処 長岡庵」(電話:0258-33-2652)に入り、「かき揚げ天ふのりそば 490円」に「玉子(生) 50円」を追加して軽食をとる。ふのりをつなぎにした蕎麦の駅蕎麦は新潟県らしく、素晴らしい。

 普通列車にて移動し、17時35分、柏崎駅に到着。

 18時、自宅に戻り、不在であった間の郵便物やFAXなどを処理する。

Dsc_0010 22時、プレーンオムレツとイカ細切り入りキムチ、小粒納豆となめ茸の和え物、水菜水菜サラダ、ビール500ml3本で夕食。
 慣れていないフライパンを使ったとはいえ、プレーンオムレツを作る機会があまりないので、腕が落ちてしまっていることを実感した・・・。

 23時、熱めのシャワーを浴びたのち、録画しておいたテレビ番組を一気に観る。

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