イノシシによる農作物被害防止対策研修会
1時、就寝。
7時に起床し、大粒納豆、塩鯖焼き、トマトとバジルのスープでご飯2杯の朝食をとる。
食後から事務所で事務仕事。
10時過ぎ、愛車で長岡市に向かって移動する。
かなりの渋滞に巻き込まれ、11時40分、某施設に到着。
所用を済ませたのち、13時、「ステーキ宮 長岡店」(電話:0258-28-3841)に入り、「宮ロースランチ 150g 税抜き1500円」(焼き方はレアを指定できないので、ミディアム)で昼食をとる。
ソースはグレイビーソースを選択し、スープバーではコーンポタージュ、お替り無料のライス2杯ですっかり満腹。JAF会員カード提示で3%の割引が使えた。
14時30分、一旦、自宅に戻り、郵便物などを処理。
15時からメトロポリタン松島にて、今年8月6日に予定している結婚披露宴に関する打ち合わせを行う。
16時40分、事務所に戻り、事務仕事。
18時20分、JA柏崎中央柏崎支店に移動し、イノシシによる農作物被害防止対策研修会に出席する。
新潟県内のイノシシによる農作物被害のうち、柏崎市が何と27%を占めており、柏崎市でのイノシシ対策は喫緊の課題である。
長岡技術科学大学生物機能工学専攻・山本麻希准教授による「有害鳥獣から農作物被害を防ぐには」という講演であり、主な内容は以下の通り。
・明治から大正にかけて一度、新潟県内ではイノシシは絶滅しているが、1970年代から上越地区から再度繁殖が始まっている。
・新潟県の農作物被害はカラスも多い。
・イノシシは高い妊娠率と産仔率があり、7割以上獲らないと減らない。
・対策は3本柱(個体管理、被害防除、生息地管理)
<被害防除>
・被害防除のメインは防護柵であるが、新潟県は雪が降るためワイヤーメッシュ柵ではなく電気柵。しかし電気柵は忌避効果を狙うもの。
・イノシシに有効は忌避剤の開発は困難。イノシシは学習する。
・電気柵は管理しないと効果がなくなる。住民が自分たちで管理する体制を作る。
・イノシシにとって電気柵は効くが、仕掛け方によって逆効果になる。
<生息地管理>
・生息地管理も重要であり、耕作放棄地の管理が重要となる。
・緩衝帯を整備する必要もあり、隠れ場を無くす。
・緩衝帯整備は選択と集中が大事であり、明確な目標をもった対策をする。
(1)野生動物の山から町への進入路の分断
(2)防護柵の内側と周り
(3)動物の移動ルートを制限する間伐
(4)捕獲成功率を高める山の管理
<個体管理>
・山奥の10頭よりも農地周辺の1頭。
・イノシシ捕獲の使い分け
(1)有害鳥獣捕獲(夏には被害減少に効果的)
→ 農地周辺の1頭を獲る。
(2)個体数管理捕獲(冬季の狩猟率の高い時期に銃猟で高い捕獲圧をかける)
→ 山奥など7割減を目指して獲る。
・一度罠にかかって放獣した動物の再捕獲率は5%程度
→ シカは8倍返し、イノシシは32倍返し
・失敗したらまた次の機会取ればいいやという考えは有害捕獲や個体数管理では禁物
→ 捕獲は失敗せず、学習させる前にすべてとる。
・高密度エリアは誰でもとれる。
→ 最終的な目標は、低密度エリアでも獲る力のある捕獲者を育て、低密度で個体群を維持管理すること。
<ジビエ利用>
・搬入された個体の1~15%が利活用に回される。
・1年に300個体は解体しないと解体処理施設の運営は厳しい。
・1年に1市町村あたり1500頭以上捕獲する必要がある。
・とりすぎて資源を枯渇させてはいけない。生息密度を高くする。
・捕獲個体の廃棄物には、埋設問題、焼却場問題がある。
(処分コスト・イノシシ20kg)
埋設:1.5人→0.75時間
搬出:捕獲現場から搬出時間0.17時間
焼却:235.2円/kg
<鳥獣被害対策はだれがする?>
・県の役割
県内の野生動物対策の戦略作り
市町村の対策を支援
・市町村の役割
県の戦略を踏まえて被害防止計画を策定・実施
農業者・住民の対策を支援
・狩猟者の役割
野生動物の捕獲(有害鳥獣捕獲、個体数管理捕獲、狩猟)
・農業者、住民の役割
被害対策の実施(防護柵設置・管理、追い払いなど)
<鳥獣害は災害である>
・公助(補助金の正しい活用、対費用効果の検証)
・共助(集落ぐるみの取り組み、ボランティアの受け入れ態勢)
・自助(自分の安全は自分が守るという意識、正しい知識の備え)
20時、自宅に戻り、赤魚のみりん干し、野菜炒め(ピーマン、キャベツ、人参、椎茸、ニンニク)、助六寿司、ビール500ml3本で夕食をとる。
食事中、電話があり、他人の保証人になった金銭トラブルの相談。さすがに市議会議員としての仕事ではなく、非弁行為になるため、別途、無料法律相談や法テラスで弁護士に相談するようお話した。保証人の意味合い自体が分かっていないままに判子を押してしまった典型的な事例であり、本当は学校教育の中でも教えておいても良いかと思う。
食後から週刊誌や月刊誌を読む。
23時、シャワーを浴びたのち、引き続き読書。
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