会派視察3日目(福島県田村市:スマートインターチェンジ設置、あぶくま洞)
2時、就寝。
6時に起床し、熱めのシャワーを浴びる。
7時20分、ホテル1階に行き、小粒納豆、生卵、八宝菜、ソーセージ、スパゲティ・ナポリタン、野菜サラダ、鯖の味噌煮、笹かまぼこ、胡瓜の漬物、焼き海苔、ほうれん草と麩の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。
スパゲティ・ナポリタンで食べるご飯は、禁断の味。
8時にホテルをチェックアウトし、一路、福島県に向かう。
9時、東北自動車道の安達太良サービスエリア(上り)に立ち寄り、トイレ休憩がてら設置されたウルトラセブン自動販売機を撮影。
反対の下りにはウルトラマンティガ自動販売機が設置されている。
10時、福島県田村市役所に予定時間の30分前に到着してしまった。田村市は平成17年に福島県田村郡の船引、常葉、大越、滝根、都路の5町村が合併して誕生し、現在の新庁舎は東日本大震災後の平成27年1月に完成したもの。
木をふんだんに使ったぬくもりと開放感があるロビーであり、福島地方法務局の田村法務局証明サービスセンターが1階に入っている。
先方の議会事務局には大変申し訳なかったものの、目的の視察をさせてもらう前に新しい議場を見学させてもらった。
マイク等は各席にはなく、あくまで質問席や答弁席に移動して、発言するというスタイルの議場ではあるが、赤外線マイクなので今後の拡張はいかようにもできる。
また委員会室は第1から第3まであり、全員協議会も行う特別委員会室には国旗と市旗が掲揚してあった。この辺は取り入れたいものである。
10時20分から視察の時間となり、ありがたいことに地元の名産のあぶくまの天然水、玉野屋菓子舗「お人形様」、玉野屋菓子舗「田村の女(ひと)」を頂戴した。
議会事務局長からのご挨拶を頂戴したのち、建設部からスマートインターチェンジ設置に至る経緯や苦労した点についてご説明頂いた。
柏崎市としては柏崎刈羽原子力発電所から5km以内の高速道路への進入路がないため、実効性ある避難計画を策定するにはスマートインターチェンジが1箇所ほしいところ。お隣、刈羽村では設置しなければならないが、距離的には柏崎でも構わないという考え。そういった状況のなかから勉強に来た次第である。
主な内容は以下の通り。
1.スマートインターチェンジの概要
平成31年3月の供用開始に向けて事業を進めており、磐越自動車道「船引三春IC」から11km、「小野IC」から9.5kmの位置。
(1)運用形態
24時間
(2)対象車種
ETC車載器を搭載した全車種
(3)利用形態
一旦停止型、フルインター(上下線とも出入り可能)
(4)監視員体制
上下集約型(常勤1名)
(5)供用予定時期
平成31年3月
(6)計画交通量
700台/日
(7)概算事業費
全体事業費 約27億円
(内訳:日本高速道路保有債務返済機構約22.4億円、ネクスコ東日本約1.8億円、田村市約2.8億円)
(8)整備効果
・住民の生活環境や利便性の向上
10分以内でスマートインターチェンジへアクセスできるカバー圏内人口が大幅に増加。270%の利便性向上を試算。
・救急医療等の支援
郡山市内の第三次救急医療施設への搬送時間が短縮。
・産業振興への支援
整備を進めている田村市産業工業団地があり、物流の時間短縮や利便性が向上。
・観光振興への支援
「あぶくま洞」など市内観光地までの時間短縮やアクセス性が向上。8分以上の効果。
・震災復興への支援
県内陸部や浜通り地方を結ぶ幹線道路へのアクセスルートが増える。
・平成22年から検討を始めてきた。候補先を見つけて勉強会から平成26年8月に連結許可をし、第一回目の工事発注。構想をはじめてからは9年間ほどかかった。
2.スマートインターチェンジの手続き
(1)計画検討・調整(平成24年から勉強会を4回、警察協議会を5回、地元住民説明会)
→ 実施計画の素案を練っていく。
<勉強会メンバー>東北地方整備局、国道事務所、NEXCO東北支社、NEXCO管理事務所、県高速道路室、県中建設事務所、田村市
(2)地区協議会の開催(国・会社・地方自治体)平成26年6月26日
(3)実施計画書の策定(地方自治体→国・機構・会社)平成26年6月27日
(4)新規採択(国)平成26年7月25日
(5)連結許可申請書提出(地方自治体→国)平成26年7月30日
国道との連結の許可をもらうため。
(6)連結許可(国→地方自治体)平成26年8月8日
(7)事業着手
・地元住民説明会 4回開催
・実施に関する基本協定締結 平成26年10月29日
・用地合同調印 平成28年3月24~26日
・地区協議会 工事施工同意 平成28年9月2日
・土工工事着手 平成28年12月23日
*地区協議会は開通後も年に1回以上開催することとなっており、常に利用状況を踏まえた利用促進を図っていく。
(8)開通(平成31年3月予定)
Q.これだけの大きな事業、総合計画のなかで進められたのか。
A.総合計画には盛り込まれていた。当初は、あぶくま高原サービスエリアに接続することで進めたが、3年を費やすも地元合意を得られなかった。そこで今回の計画に変わった。変わったてからここまでで、9年もかかっている。
Q.勉強会や地区協議会の構成メンバーは同じなのか。
A.若干違い、観光協会や県の高速道路の関係者が入る。
Q.協議等で一番苦労されたのはどこか。
A.警察協議が一番苦労したところであり、平面Y型を採用しているので事故が多いことを懸念された。
その後、約30分をかけ、スマートインターチェンジの工事現場をご案内頂き、スマートインターチェンジのことのみならず、防災やその他の事でも意見交換。
11時50分、御礼を述べ、幹部職員の皆さんから是非行ってほしい、とご紹介を受けたあぶくま洞に向かう。
12時10分、あぶくま洞に到着し、早速、一般コースを約20分でまわる。ちなみに、周辺の放射線量は0.080毎時マイクロシーベルト。
非常に神秘的であり、真似のできない観光資源があることをうらやましく感じた。次回は、当初からの目的地にし、冒険コースで入ってみたいと思う。
12時45分、「レストハウス釜山」(電話:0247-78-2125)に入り、「ラーメン 600円」を「めん大盛り 200円」にして、昼食をとる。ラーメン自体は、「こういった所は、これでいいのだ」味。
田村市の伝統食「じゅうねん(エゴマ)」がテーブルに置いてあったので、胡椒のようにかけさせてもらった。
食後、これまで地元の名産である山ぶどうを使った「山ぶどうソフトクリーム 350円」をデザートとして食べる。非常にさっぱりとした味わい。
食後、帰路につく。
17時、自宅に戻り、不在であった間の郵便物などを処理する。
18時20分、頂きものの谷川岳のもつ煮に豆腐、キャベツ、人参、長葱、おろし生姜、おろしニンニクを加えたもつ鍋、小粒納豆となめ茸の和え物、里芋の煮っころがし、イカ人参、ビール500ml3本で夕食をとる。
食後、録画しておいたテレビ番組を一気に観ながら、紙資料の整理を行う。
23時、熱めのシャワーを浴びたのち、事務所で事務仕事。
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