「中学生サミット2017-Winter」1日目
超深地層研究所@瑞浪
2時、就寝。
6時に起床し、シャワーを浴びて、目を覚ます。
身支度をし、7時30分、柏崎駅まで移動。
今日から2日間、地層処分「中学生サミット2017-Winter」の柏崎刈羽地区からの選出生徒3名(新潟県立柏崎翔洋中等教育学校1年生男子2名、柏崎市立第三中学校2年生男子1名)の引率である。
7時49分発の普通列車で直江津駅まで移動。いつも思うことであるが、柏崎駅ホームから見えるところには、「上越-柏崎-長岡 信越本線活性化を」となっており、「羽越新幹線構想実現へ!」や「柏崎にも新幹線を!」などと次世代への取り組みが見えない。
8時32分、直江津駅に到着し、11分の乗り換え時間で妙高はねうまラインに乗り込む。
8時59分、上越妙高駅に到着し、28分の乗り換え時間があるので、自宅から持ってきたおにぎり3個(明太子秋刀魚をほぐしたもの、麹漬け納豆)、乳酸飲料、お茶で朝食をとる。
おにぎりの具として、初めて明太子秋刀魚を使ってみたが、なかなか良い。
9時27分、北陸新幹線「はくたか556号」に乗車。
たった2駅の乗車であるが、9時50分に長野駅に到着し、10分の乗り換え時間で、特急ワイドビューしなの8号に乗り込む。
せっかくの長野駅での乗り換えなので、名物である「信州善行寺大門町 八幡屋磯五郎 七味唐がらし」を使った「唐がらしの種」をおやつとして購入。販売者は長野県長野市の株式会社八幡屋磯五郎であるが、製造者は新潟県長岡市の越後製菓株式会社である。
12時6分、中津川駅に到着。駅構内からも食べられる、昭和の雰囲気そのままの「根の上そば 梅信亭」(電話:0573-65-2471)で、「天玉そば 550円」の昼食をとる。
煮干し、鰹節、昆布で出汁をとったという、かなり濃く感じる関東風の蕎麦で、溶いた卵の黄身が丁度良い味となった。
12時20分発の快速電車に乗り、12時47分、瑞浪駅に到着した。
地層処分「中学生サミット2017-Winter」の参加者や関係者の皆さんと合流し、貸し切りバスで日本原子力研究開発機構・超深地層研究所に移動。
我々、新潟県柏崎市から来た者に加え、遠くは青森県下北郡東通村、青森県上北郡六ヶ所村、東京都内、愛知県豊田市、島根県松江市などから中学生のみならず、高校生の参加があった。
まずは今回の地層処分「中学生サミット2017-Winter」(主催:学術フォーラム『多価値化の世紀と原子力』)の趣旨について、代表世話人である東京工業大学原子炉工学研究所・澤田哲生助教からの説明。その後、見学させてもらう地下500mの坑道についての説明を受けた。
一度、視察に行ったことがある北海道の幌延深地層研究センターは、堆積岩(軟岩)で海水系の地下水であるが、こちらの瑞浪超深地層研究所では結晶質岩(硬岩)で淡水系地下水の研究が行われている。
この地は処分場にしないという協定があるため、人工物を使った地下環境での実験はしないことになっているそうで、その点も幌延と違う(平成34年1月まで瑞浪市との賃借契約)。
作業服に着替え、15時10分、エレベーターに乗って地下500mまでも潜る。花崗岩に含まれる放射線もあるので、1時間当たり0.003ミリシーベルトの被曝をするが、1年間に受ける自然放射線の1/800でしかない。
この地では、地下100mごとに約2度温度が上がるため、地下500mの温度は22度であった。しかも地下水のため、湿度も高く、かなり暑く感じる。
*花崗岩の切れ目からでる地下水は1万年以上前の雨水(炭素法により測定)
高レベル放射性廃棄物は現時点で近寄れば約20秒で確実に死んでしまうが、約1万年を経過すれば無害となる。この地下空間においては1万年が短い時間であることを改めて実感した。
引率してきた中学生の生徒がどう感じたのか、知りたいところである。
坑道見学後、地下環境自体について、各自が意見を提出。議論は明日となる。
17時10分、徒歩で瑞浪国際地科学交流館に移動し、「最終処分-その論点:日本学術会議の回答を巡って」と題して、東京工業大学の今田高俊名誉教授の講演となった。
中学生に対しては少し難しかったかも知れないが、2012年の学術会議「高レベル放射性廃棄物の処分について」の6項目が主に説明された。
1)高レベル放射性廃棄物の処分に関する政策の抜本的見直し
2)科学・技術的能力の限界の認識と科学的自律性の確保
3)暫定保管および総量管理を柱とした政策枠組みの再構築
4)負担の公平性に対する説得力ある政策決定手続きの必要性
5)討論の場の設置による多段階合意形成の手続きの必要性
6)問題解決には長期的な粘り強い取組みが必要であることへの認識
18時10分過ぎに終了となり、貸し切りバスに乗り込む。バスのなかで、原子力発電環境整備機構(NUMO:Nuclear Waste Management Organization of Japan)から、組織(約130名)の説明や地層処分に関する情報提供が行われた。
事業内容としては、高レベル放射性廃棄物などの最終処分地の選定、建設創業、閉鎖(約100年)。処分費用は、高レベル放射性廃棄物処分場で2兆9272億円、地層処分低レベル放射性廃棄物の処理で7992億円が見込まれている。
ちなみに、すべて電力会社からの支出が原資なので、税金は入っていない。
19時、宿泊先のホテルプラザ勝川にチェックイン。
19時30分、ホテル5階の春日の間に行き、夕食を取りながらの会食に出席する。夕食の弁当は鶏そぼろ、鰹の刺身、鰤の刺身、刺身こんにゃく、鰤の塩焼き、蒸かしサツマイモ、胡麻豆腐、卵焼き、揚げ銀杏、蒸し海老、ご飯、デザートとしての黒胡麻プリンといった内容。
20時、食後の運動も兼ねて、ホテル周辺のスーパーマーケットを周り、缶ビールを飲みつつ、市販納豆の調査を行う。
21時、「リンガーハット 愛知春日井店」(電話:0568-35-0253)に立ち寄り、「野菜皿うどん 788円」で二回目?の夕食をとる。
途中の味の変化には、定番の酢やラー油、ソースの他に、「ちゃんぽんドレッシング」の「ゆず胡椒」と「しょうが」を試した。やはりムセるような酢が好みである。
22時過ぎ、ホテルに戻り、熱めのシャワーを浴びる。
23時から持参してきたノートパソコン(ThinkPad X61,SSD,SXGA+化,LEDバックライト化)で急ぎのメールや資料作成。
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信越本線の活性化、とは何だ。関係者の認識は統一されているか。
投稿: 三角ム | 2017年12月24日 (日) 22時32分
三角ムさん、コメントありがとうございます。
「信越本線の活性化」だけとは情けない感じなので、総務常任委員会で質問してもらうよう、同じ会派の総務常任委員の議員にお願いしようと思います。
投稿: 三井田孝欧 | 2017年12月27日 (水) 09時35分