2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« ジェトロ新潟、(公財)にいがた産業創造機構セミナー
食品輸出商談 即戦力養成講座
| トップページ | 埼玉県議会が採択した「原子力発電所の再稼働を求める意見書」 »

2018年1月23日 (火)

SMGネットワーク設立記念シンポジウム
地方議員ネットワークの会も設立

 2時、就寝。

Adsc_0012 7時に起床し、シャワーを浴びたのち、ホテル1階でビュッフェ形式の朝食をとる。有機野菜のサラダ(トマトドレッシング)、生卵2個、小粒納豆、青菜の白和え、シューマイ1個、根菜の旨煮、若布と油揚げの味噌汁、焼き海苔、ご飯2杯、無添加ハードパン、バターですっかり満腹になった。

 8時30分にチェックアウトし、永田町に向かう。

 午前中をかけて、地元選出の自民党・細田健一衆議院議員での陳情(台湾との友好交流に関するお願い)をはじめ、昨年お世話になった他地区選出の国会議員の事務所にご挨拶に伺う。
 国会の開会中なので、代議士ご本人がいる事務所はなかったが、秘書の方を通してのお願いをした。

 12時40分、台湾から戻ってきた妻と永田町駅で合流。大雪のため、出発で3時間、着陸で1時間の遅れがでたそうである。

 13時、参議院議員会館の地下レストランに行き、「温玉たぬきそば 480円」で軽い昼食をとる。テーブルの上に一味唐辛子があったので、大量にかけ激辛風味に味変更。

Bdsc_000404

Img_1725 13時30分から参議院議員会館の地下会議室B107での「SMGネットワーク設立記念シンポジウム」(主催:中国における臓器移植を考える会)に出席する。
 まずは、この問題に深く取り組んでいる、元杉並区長の自民党・山田宏参議院議員からのご挨拶。各メディアが中国を恐れて報道しない、また国会議員にも中国側からの圧力がかかっている実態、臓器移植のブラックマーケットとの関係に関するお話しがあった。

Img_1726

 その後、約20分間のドキュメント映像『メディカル・ジェノサイド』の上映。

 元カナダ国務大臣アジア太平洋担当、検察官、法律家であるデービット・キルガー氏から「調査依頼の経緯(2006年)と現在の医療界の反応」についての報告があった。
 主な内容は以下の通り。

Img_1734

「日本の皆さん、この問題はアウシュビッツに行けば分かる。中国の臓器狩りは、まさにホロコーストである。2006年にデービット・マタス氏とともに調査をした。その調査結果は日本語にも翻訳されているので読んでほしい。2000年から2005年で41500件の移植件数(確実なエビデンスは18件)があり、そのうち法輪功学習者からの臓器収奪も確認された。イーサン・ガットマン氏による2000年から2008年の調査で法輪功から65000個の臓器摘出、ウイグル人・チベット人など2000~4000個が摘出されていることが確認できる。中国共産党は2015年の段階で死刑囚からの臓器移植は終了したと公表した。つまり、あとは法輪功やウイグル人・チベット人などからの臓器狩りである。1日に165人の臓器狩りが行われているのが現在の中国。心臓外科医ジェイコブ・ラヴィー医師によりイスラエルでは法律を成立させた。台湾(2015年)もスペイン(2010年)にもイタリア(2015年)にもそれは波及した。最近ではチリ、ノルウェーでも議論されている。法改正を是非とも日本でもしてほしい。人権問題である。」

 続いては、昨年も直接お話を聞いたカナダの国際的な人権擁護の弁護士デービット・マタス氏から「最新報告書:五ヶ年計画-脳死マシン-利益は病院・軍・警察へ」との報告。
 主な内容は以下の通り。

Img_1737

Img_1738

・イーサン・ガットマン氏、デービット・キルガー氏とともに最新の調査を行ったが、中国の公式な移植数は1万件とされているが、実態は年間6万から10万件ある。まさに成長産業になっている。
・この臓器は無実な人から臓器摘出したものである。臓器移植に対し、中国共産党がどれだけ関与しているかといえば、9つの点が示している。

(1)保健部門への国家資金を大幅に削減する
→ そのためには収入減分の確保が必要。
  医療従事も資金源がほしい、国家は臓器移植に関しては上限を設けていない。
  つまり中国共産党の政策により、臓器移植を推進する体制が進んでいる。
(2)軍の関わり
→ 軍部の一つに軍事病院があり、軍が刑務所も管理しているので臓器も提供しやすい。
  捕虜や囚人を民間の病院にも割り当てた。
(3)国家の五カ年計画
→ 臓器移植産業が国家の五カ年計画に組み込まれている。

Img_1740

(4)国家によるプログラム
→ 基金制度など臓器移植が国家の財源となっている。
(5)中国共産党のあらゆるレベルの幹部の関わり
→ 共産党の幹部が臓器移植のための援助などを行い、見返りをもらっている。
(6)臓器移植の産業化
→ 中国共産党が関与していることは、中国の体制においてはより大きな産業になっている証拠。
(7)臓器移植の普及

→ 中国全土の病院で臓器移植が行われるようになった。

Img_1741

(8)王立軍による人体実験
→ 警察公安部で、囚人を使った臓器移植(生きてるまま取り出す)による拒絶反応の実験を行っている。同時にどんな薬で拒絶反応があるのかを調査。
(9)王立軍による脳死マシン
→ 臓器移植を行うため、脳死させる必要があり、脳死させるマシンは中国国内で特許をとっている。これはネット上でも確認できる。

Img_1742

 最後にイスラエルからお越しになった心臓外科医ジェイコブ・ラヴィー医師(前イスラエル移植学会会長)から「ラヴィー:イスラエルでの法律導入へのステップ(2008年)」についてのお話しがあった。

Img_1745

・イスラエルの2008年より前は今の日本と同じで、中国に移植に行く人がいた。それは自分の患者にもおり、中国に行ったその日に心臓の移植を行った。そんな事(渡航したその日に移植手術)は普通にはありえず、待ち患者数は腎臓、心臓、肝臓、肺も多い。
・2010年の段階で100万人ごとのドナーの数は、イスラエルは8人、日本は0.5人。
・イスラエルで臓器提供率が低かった理由は保険会社による寛大な給付があり、移植ツーリズムで中国、フィリピン、スリランカ、コロンビアであった。
・中国での移植ツーリズムが圧倒的多かったが、これは死刑囚からの臓器摘出と言われていた。しかし、デービット・マタス氏とデービット・キルガー氏の調査を見て、国家の犯罪である中国での移植ツーリズムを停止する呼び掛けをまず行った。新聞、ホームページなどでも取り上げてもらうようになっていった。

Img_1746

・それから2008年3月31日に臓器移植法が2008年に成立した。この法律の趣旨は、渡航による臓器移植、金銭による臓器購入を禁止、そして仲介の禁止であり、罰則として3年の禁固刑、イスラエルの国外でも適用されるようにした。但し、法規に従う国、臓器売買を禁止している国ならば国外でも移植に行っても良いとしている。保険会社も合法的な移植のみ、国外も給付。

Img_1749

・2008年以降、中国、フィリピン、スリランカ、コロンビアへ行く移植ツーリズムはイスラエルでは行われていない。
・この法律により、臓器提供者を増やすこともできた。3年以上ドナー登録(イスラエル国家移植センター)すれば、もし自分が臓器に必要になったときに、臓器割り当てを優先される。テレビをはじめ、メディアでアピール。これによりドナー登録者が増えただけではなく、親族からの承諾率が62%にもなった。

Img_1752

「時には待つことは生死の問題、
  登録すれば移植臓器を優先割当」

・イギリス、カナダ、チリ、台湾も同様な法律を制定。これらはバタフライ効果を起こしたい。私たちはイスラエルの一人のドナーが中国で違法な臓器移植を受けたことが大きな問題となり、法律の成立につながった。

 その後、質疑応答となり、イスラエルの法制定について中国からの圧力はあったのかどうか(中国を指定していないので圧力はかけようがない)、日本の問題は保険会社が中国での臓器移植に保険金を出すのが問題であろうか、法輪功とは何か(中国の気功)、日本ウイグル協会代表のイリハム・マハムティ氏からの被害がもっと大きいのではないか、などの活発な質問があった。

Img_1754

 質疑応答の時間のなか、国会の審議の合間をぬって自民党・城内実衆議院議員が駆け付け、なかなかこの問題に声を上げることがない実態と、国際的な人権問題として、今後に取り組んでいく旨の力強いお話しがあった。

Img_1756

 質疑応答の最後、2015年に中国では死刑囚・受刑者からの臓器移植はやめたと公言していることが、逆に法輪功やチベット人、ウイグル人(法輪功の前の主たる臓器源はウイグル人)の臓器を刈っている証拠ではないか、とジェイコブ・ラヴィー医師が念押しをされた。

Img_1744

Img_1757 16時にシンポジウムが終了となり、引き続き「SMGネットワーク地方議員の会」設立のための会議となった。
 まずは役員人事を決めなければならないので、これまで同問題に対し、積極的に講演会などを実施してきた神奈川県逗子市の丸山治章議員を代表に指名させてもらい、地方議員の会の役員が以下のように決定した。

代 表:丸山治章(神奈川県逗子市議会議員)
副代表:
石橋林太郎(広島県議会議員)
副代表:三井田孝欧(新潟県柏崎市議会議員)

Img_1761

 色々な団体の事務局や役員を仰せつかっているので、役員は遠慮したかったが、副代表となってしまった・・・。
 中国における臓器狩りについて、地方議会は関係ないとの声もあるが、お隣の台湾では地方議会が意見書を議決し、法律の制定に至っている。
 現在進行形で起こっている人権問題であり、人権問題の解決に積極的な柏崎市議会となれるよう頑張りたいと思う。

 17時過ぎに終了となり、資料となる書籍を買いに新宿に移動。

 現在、JR東日本で機動戦士ガンダムスタンプラリーをやっており、新宿駅はザクであった。看板には、

「お、怯えてやがるぜ・・・・
 このモビルスーツはよ!」


と第1話「ガンダム大地に立つ!!」でのジーンの台詞が書かれていた。

Ssgum

 19時30分、東京駅に移動し、20時4分、上越新幹線「とき345号」に乗り込む。

 21時33分、長岡駅に到着し、駐車場にとめておいた愛車で柏崎市内まで戻る。

 かなりの吹雪でホワイトアウト寸前だったので、自宅に着いたのは23時。

Bdsc_000707 東京都内で購入した国内産大根使用「べったら漬け」、山口県萩市「萩村田 めんたい天」、チーズちくわ、ビール500ml3本で遅めの夕食をとる。
 熱めのシャワーを浴びてから食事にしようかと思ったが、給湯器の手前が凍結しているようでお湯がでない・・・。

« ジェトロ新潟、(公財)にいがた産業創造機構セミナー
食品輸出商談 即戦力養成講座
| トップページ | 埼玉県議会が採択した「原子力発電所の再稼働を求める意見書」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« ジェトロ新潟、(公財)にいがた産業創造機構セミナー
食品輸出商談 即戦力養成講座
| トップページ | 埼玉県議会が採択した「原子力発電所の再稼働を求める意見書」 »