日本李登輝友の会新潟県支部平成30年度総会
記念講演会「台湾独立問題と日米中関係」
2時、就寝。
7時に起床し、大粒納豆、鯖の水煮、豆苗と豚肉の炒め物、蜆の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。
9時過ぎ、愛車に乗り込み、県央地区に向かう。
諸雑務を終え、13時10分、昭和48年5月創業の「新潟 かつ一 白根店」(電話:025-375-3830)に入り、「極上やわらかヒレかつ定食(ヒレ4枚) 1706円」で昼食をとる。
白飯か、山菜混ぜご飯を選べるうえ、味噌汁は巻麩の味噌汁か豚汁が選べるので、白飯と豚汁を選択。ヒレかつ、キャベツ、漬物3種、豚汁、レモン、粗塩、ぶどうジュース、プリンと充実した定食である。
まずは塩とレモンをつけたヒレかつ1枚とキャベツでご飯を1杯。お代わり無料のキャベツ、白飯、豚汁を2回もして、すっかり満腹となった。
14時30分、ラマダホテル新潟に到着し、日本李登輝友の会新潟県支部平成30年度総会に出席する。
15時から拓殖大学日本文化研究所・客員教授、株式会社ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・オブ・ジャパン代表取締役である藤井厳喜先生を講師とした記念講演会となった。
演題は「台湾独立問題と日米中問題」で、主な内容は以下の通り。
・日本にとって台湾は安全保障上の生命線であり、お互いに必要となる存在。
・台湾は国家としての独立に着実に歩みを進めている。台湾独立の住民投票の動きも始まった。
・台湾独立に関して、トランプ政権が誕生したのは非常に喜ばしいこと。クリントンはチャイナ・マナーとのダーティな関係が深い。
・ビル・クリントンのポスターが中国のスーツのモデルとしてCMにでている。慈善団体として立ち上げられたクリントン財団の99%は慈善事業ではなく、彼らファミリーの財布。
・もしヒラリーが勝っていれば、今頃、中東での紛争、米中蜜月時代になっていたと思う。米中で日本を挟み撃ちするようなことになれば、台湾の立場もない。
・トランプ政権は台湾支持の立場を明確にしている。蔡英文とトランプの電話会談も意味深かった。
・台湾旅行法(Taiwan Travel Act)も上院を通過している。台湾の高官がアメリカに来た際には正式に迎え入れるというもの。台湾を主権国家として認めたと同じ。
・在台アメリカ協会は建て替えをし、規模を拡大した。この協会を防衛しているのは、アメリカ海兵隊。事実上のアメリカ大使館であり、米軍の台湾駐留と同じである。つまり、中国共産党が台湾を攻め入った場合には、アメリカとも交戦することになる。
・北朝鮮も問題であるが、米中対立が深刻であり、南シナ海で両海軍、両空軍での通常兵器での軍事紛争が予想される。
・中国は北朝鮮問題をアメリカにぶつけ、南シナ海問題から目を逸らさせている。本当の戦いは南シナ海。
・台湾を日本、アメリカにひきつけておかなければ、南シナ海の防衛は難しい。
・台湾防衛の参考は、第二次世界大戦のグレートブリテン島でのイギリスとドイツの戦い。ドイツに制空権を与えなかったこと(航空優勢)が勝利の要因。ドイツに対して、イギリスだけで戦ったわけではなく、アメリカなど共同体がいたこともある。
・台湾有事の際のサポートは日本がやるべきであり、そうなれば中国共産党は台湾を攻略することはできない。兵力だけでいけば、大陸国家である中国の人民解放軍は陸軍では圧倒的であるが、空軍、海軍での日本(海洋国家)とアメリカのサポートがあれば、台湾軍は十分に戦える。
・日清戦争の黄海海戦はあったが、元(モンゴル)、明(漢民族)、清(満州民族)を通して、中国大陸がまともな海軍をもった歴史はない。元の時代は、回教徒の海洋貿易人を海で使っていた。明の時代に海で活躍した鄭和はイスラム教徒で色目人。鄭和で海洋ネットワークを築いたが、明は海禁策をとった。
・大陸国家であるドイツ、ロシア(バルト海艦隊、ヴァイキングの血を引いたロシア人による舞台)は十二分な海軍をもっていたので、大陸国家だからといって見下すことはできない。
・冷戦時代は海軍、空軍も重要になったものの、ソ連はアメリカに匹敵する海軍はできなかった。キューバ危機の際にも、アメリカの海上封鎖をソ連の海軍は破れず、世界に恥をかいた。当時のソ連のできそこないの艦がウクライナから中国に払い下げされ、現在、空母「遼寧」として改造、使用されている。「遼寧」に搭載されている戦闘機は燃料や装備を外して軽量にしないと、飛び立つことができない。
・中国共産党の海軍が艦隊行動をとれるのかは不明。
・実際の戦争、戦闘で国と国が戦う可能性はいま低いが、スパイ(現在内通者)による情報戦が主流になっている。
・中国側の沖縄を手中に収められると思っている。それに日本の左翼が応えているかたち。石垣市の市長選挙が保守分裂となっており、もし革新系が当選すれば、せっかく決めた自衛隊配備の行方も分からなくなる。
・世界の先進国の軍事費は、概ねGDPの2%であるが、日本の防衛費は何故か1%ほどで防衛費は押さえている。
・ウイグル人、チベット人の独立運動を支持してきた。1950年、チベットが軍事で併呑された。チベットは無抵抗主義であったため、併合は容易だったという。当時、世界は朝鮮戦争に目が向いていた。
・いまだにチベットでは、中国共産党による弾圧に対し、焼身自殺での抗議が続いている(既に200人近く)。
・ウイグルでは、漢民族との結婚をごり押し、漢民族に家を乗っ取られている。これは他人ごとではなく、日本でも気を抜いていれば、いつか同じことが起こる。
・スェーデンは徴兵制を復活させたが、世界の潮流は徴兵制ではなく、志願制になってきている。扱う機材もハイテク化しているので、とにかく誰でも良いとはならない。
・北朝鮮へのアメリカによる先制攻撃はあるか、といえば無いと考える。トランプ政権は経済制裁を真剣にやっているのであり、効いてきている。いかにオバマ政権がいい加減だったのか分かる。オバマ政権が核廃絶と言っている間に、中国とロシアは核兵器を小型、中距離ミサイルなどを更新している。
・核による相互確証破壊は、各サイズの核ミサイルを揃えておく必要がある。
・日本が核武装すれば、北朝鮮は怖くない。本当の敵は中国共産党だけとなる。
16時40分、次のスケジュールがあるため、質疑応答の時間の途中で中座させてもらい、帰路につく。
18時30分、柏崎市内に戻り、某集まりの懇親会に出席。最初から日本酒の会だったためか、市政に関する怒りの声を多く頂戴した。
22時20分、自宅に戻り、熱めのシャワーを浴びる。
23時から録画しておいたテレビ番組を一気に観る。
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