平成30年2月定例会(第7回会議)閉会
議員人生初、採決の退席
2時、就寝。
6時に起床し、今日必要になる書類の印刷や資料の整理を行う。
8時、シャワーを浴びたのち、大粒納豆、目玉焼き、たらこ、ニンニクの醤油漬け、わかめスープでご飯2杯の朝食をとる。
8時50分、市役所に移動し、所属会派「決断と実行」の会派会議。
9時45分、産業建設常任委員会に委員として出席する。先の産業建設常任委員会での採決漏れがあったためであり、1件の議案だけ討論、採決を行った。
討論もなく、全員賛成となったが、採決漏れは正副委員長、事務局のせいでもなく、私も含めた産業建設常任委員全員の責任である。
「議第41号 産業拠点強化を促進するための市税の特例に関する条例の制定について」
県知事の認定を受けた地方活力向上地域業務整備計画に従って、本社機能等の移転又は拡充を行う企業等の事業者に対し、固定資産税の不均一課税を行うための議案。
10時から本会議、平成30年2月定例会(第7回会議)の最終日である。
平成30年度の一般会計予算のなかには、これまで反対してきた柏崎市役所新庁舎建設のための整備費用1年目、8億83.6万円が盛り込まれ、また継続費として整備費(平成31年度)2年目の19億1416万円、整備費3年目(平成32年度)の44億1212.3万円が盛り込まれている。
先の一般質問で新庁舎建設を凍結すべきと主張したこと、そしてこれまでの信念を通すため、柏崎市議会議員となって初めて、新年度予算の採決時に<退席>させてもらった。
所属会派「決断と実行」としては「賛成」であり、新庁舎建設以外には自分で提案したものや地元町内に係る予算があるため、「反対」するわけにはいかない。
そのための決断としての<退席>である。
共産党が反対したものの、「議第16号 平成30年度一般会計予算」は可決。
その他の議案は大きな問題はなく、市長提案の議案は以下の通りに原案可決となった。
「議第47号 平成29年度一般会計補正予算(第15号)」
・道路除排雪経費 100万円
「議第16号 平成30年度一般会計予算」
「議第17号 平成30年度国民健康保険事業特別会計予算」
・仕組みが県単位となったので、柏崎市の予算規模としては縮小17.2%減(直営も7.2%減)。今後は保険税率の引き下げを予定。
「議第18号 平成30年度後期高齢者医療特別会計予算」
・予算総額は9億6613.6万円
「議第19号 平成30年度介護保険特別会計予算」
・予算総額は92億8763.1万円。前年比で2億円以上の増。
ここで12時を過ぎたため、休憩。会派室に戻って、「柏崎仕出しセンター」(電話:0257-23-3324)の弁当で昼食をとる。
すき焼き風の煮物、焼売、小籠包風の蒸し物、鶏唐揚げ、竹輪の磯部揚げなどが入ったボリュームある内容。竹輪の磯部揚げには、醤油なのかソースなのか、でしばし悩む。
食後、そのまま市役所内で打ち合わせを行う。
13時から再開となり、残りの議案も討論、採決が行われ、可決した。
「議第20号 平成30年度土地取得事業特別会計予算」
・予算総額は2億680万円
「議第21号 平成30年度墓園事業特別会計予算」
・予算総額は910万円
「議第22号 平成30年度ガス事業清算特別会計予算」
・81億9970.4万円
「議第23号 平成30年度水道事業会計予算」
・収益的収入は31億4772.4万円、収益的支出30億3187.1万円
・資本的収入は15億7372.6万円、資本的支出は26億8651.9万円
「議第24号 平成30年度工業用水道事業会計予算」
・1社の利用であり、予算総額は1383.1万円
「議第25号 平成30年度下水道事業会計予算」
・<収益的>公共下水道事業利益40億944.7万円、農業集落排水事業収益12億9415.3万円
・<収益的>公共下水道事業費用38億7273.1万円、農業集落排水事業費用13億8160.3万円
・資本的収入は26億6144.3万円、資本的支出は46億5409万円
「議第26号 個人情報保護条例及び情報公開条例の一部を改正する条例の制定について」
行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の改正に伴い、所要の改正を行うための議案。
「議第27号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
医師及び歯科医師に対し支給している地域手当を廃止し、新たに特殊勤務手当として医師手当を創設する等の改正を行うための議案。
「議第28号 手数料条例の一部を改正する条例の制定について」
地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部を改正する政令が施行されることに伴う消防関係の手数料の改正、平成30年度から介護保険の居宅介護支援事業者の指定権限が県から市へ移譲されることに伴う事業者の指定手数料の新設、その他所要の改正を行うための議案。
「議第29号ガス事業清算金活用基金条例の制定について」
平成30年度にガス事業が民営化されることに伴い、その清算剰余金を上下水道事業の経営安定に活用するための基金を設置するための議案。
「議第30号 公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
指定管理者の候補者の選定をより公正なものとするため、選定の審査基準を見直す等の改正を行うための議案。
「議第31号 行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について」
道路法施行令の一部改正により、道路占用料徴収条例が改正されることに伴い、同条例を準用して規定している使用料を改正する議案。
「議第32号 協働のまちづくり推進会議設置条例を廃止する条例の制定について」
平成30年度から市民活動センターが指定管理者による管理運営を開始することに伴い、当該会議が市の附属機関として役割を終了したため、廃止する議案。
「議第33号 介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」
第7期介護保険事業計画の策定に伴い、計画期間である平成30年度から平成32年度までの第1号被保険者の介護保険料を改定するための議案。
「議第34号 国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」
平成30年度から国民健康保険の財政運営の責任主体が県となることに伴い、国民健康保険協議会に関する規定等に所要の改正を行う議案。
「議第35号 国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」
平成30年度から国民健康保険の財政運営の責任主体が県となることに伴う条文の一部改正及び国民健康保険税の税率改正を行うための議案。
「議第36号 国民健康保険給付等準備基金条例の一部を改正する条例の制定について」
平成30年度から国民健康保険の財政運営の責任主体が県となることに伴い、保険給付に要する費用として当該基金の処分の必要性がなくなるため、国民健康保険事業に要する費用に不足が生じた場合の財源として処分できるよう目的を変更する等の改正を行うための議案。
「議第37号 後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について」
高齢者の医療の確保に関する法律の改正に伴い、後期高齢者医療保険の被保険者資格に関する条文について改正を行うための議案。
「議第38号 学校給食共同調理場設置条例の一部を改正する条例の制定について」
平成30年度に西山中学校に西山地区学校給食共同調理場を設置するための議案。
「議第39号 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」
地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の制定により、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な推進に関する法律が一部改正されること等に伴い、所要の改正を行うための議案。
「議第48号 指定地域密着型サービスに関する条例の一部を改正する条例の制定について」
地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律の制定により、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準が改正されることに伴い、所要の改正を行うため
「議第49号 指定地域密着型介護予防サービスに関する条例の一部を改正する条例の制定について」
地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律の制定により、指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準が改正されることに伴い、所要の改正を行うため。
「議第50号 指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」
指定介護予防支援に関係する厚生労働省令が改正されることに伴い、所要の改正を行うため。
「議第51号 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営等に関する基準を定める条例の制定について」
新潟県が行っている居宅介護支援事業者の指定の権限が平成30年度から当市へ移譲されることに伴い、指定の基準等を定める議案。
「議第40号 国民休養地設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定について」
平成29年度をもって柏崎国民休養地を廃止するための議案。
「議第41号 産業拠点強化を促進するための市税の特例に関する条例の制定について」
県知事の認定を受けた地方活力向上地域業務整備計画に従って、本社機能等の移転又は拡充を行う企業等の事業者に対し、固定資産税の不均一課税を行うための議案。
「議第42号 工場立地法に基づく緑地面積率等に関する準則を定める条例の制定について」
ものづくり産業の維持・発展及び市内企業の流出を防止するため、企業が設備投資しやすい環境整備の一つとして、工場立地法により設置が義務付けられている緑地等の面積率を緩和するための議案。
「議第43号 都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」
都市公園法及び同法施行令並びに道路法施行令の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うための議案。
「議第44号 道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について」
道路法施行令の一部改正に伴い、道路占用料を改正する議案。
「議第52号 平成29年度一般会計補正予算(第16号)」
国の補正予算成立に伴い、平成30年度に予定していた比角小学校大規模改修の一部交付金及び第五中学校グラウンド改修工事の交付金が今年度に前倒しで措置されたこと並びにこれに伴う繰越明許費を補正するなどの議案。
「議第53号 平成30年度一般会計補正予算(第1号)」
国のエネルギー構造高度化・転換理解促進事業補助金の内示に伴う補正及び議第52号で計上した比角小学校大規模改修の一部交付金、第五中学校グラウンド改修工事交付金の減額を行うなどの議案。
「議第54号 平成30年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」
国のエネルギー構造高度化・転換理解促進事業補助金の内示に伴い、野田診療所における地中熱利用設備導入可能性調査業務を委託により実施するための議案。
「議第45号 市道路線の廃止について」
一般国道8号柏崎バイパス工事に伴い発生する市道の再編を行うため、市道の廃止の議案。
「議第46号 市道路線の認定について」
一般国道8号柏崎バイパス工事に伴い発生する市道の再編を行うため、市道の認定の議案。
その後の人事案件もすべて議会で同意。
「選第1号 職員懲戒審査委員会委員の選任について」
「選第2号 職員懲戒審査委員会委員の選任について」
「選第3号 職員懲戒審査委員会委員の選任について」
「選第4号 職員懲戒審査委員会委員の選任について」
「選第5号 職員懲戒審査委員会委員の選任について」
「選第6号 人権擁護委員候補者の推薦について」
「選第7号 人権擁護委員候補者の推薦について」
続いて 全会一致のため、議会運営委員会での発案となった委員会発案が可決となった。
「委員会発案第1号 議会委員会条例の一部を改正する条例」
ガス民営化など当局側の組織機構の改正に伴っての審査する側の委員会条例の文言修正など。
「委員会発案第2号 小中学校におけるプログラミング必修化対して支援を求め意見書(案)」
13時55分に終了となり、14時15分から議会運営委員会に委員として出席する。
まず議場で指摘のあった共産党議員による
「自衛隊募集業務は市にとってはあくまで協力、努力義務」
といった旨の発言について、ご本人から説明をしてもらったのち、議論。共産党の主張は、あくまで市は自衛隊に協力できる、できないの選択ができるという主張で、地方自治法にも罰則規定は無いというもの。
自衛隊法第97条には、
「都道府県知事及び市町村長は、政令で定めるところにより、自衛官の募集に関する事務の一部を行う」
とあり、「すべきもの」法定業務となっている。
議論の結果、「努力義務」という文言を共産党側が削除することで決着。
本題となる議題と協議内容は以下の通り。
1.6月定例会議行程(案)
<6月>
7日(木)本会議
永年勤続議員表彰・祝賀会
8日(金)常任委員会(議案説明)
11日(月)常任委員協議会(論点整理)
12日(火)一般質問
13日(水)一般質問
14日(木)(本会議予備日)
15日(金)産業建設常任委員会
18日(月)文教厚生常任委員会
19日(火)総務常任委員会
20日(水)(委員会予備日)
22日(金)本会議
通告等の締切:
一般質問 5月28日(月)正午
議員発案 6月 7日(木)午後5時
*一般質問は5月23日(水)午前9時から受付開始
2.議員倫理審査会の設置等について
原則通りに会派数の7名(会派は8つあるものの、自治研究会が会派全員で倫理審査請求がでているので7会派)で議員倫理審査会の審査員を構成すると主張。
→ 結果、7名での構成となり、各会派から1名を選出することとなった。
3月29日までに選出議員を議会事務局に報告し、平成30年4月2日13時30分から議員倫理審査会を開催する。
3.議会報告会等実施要綱(案)
広報広聴委員会を広報広聴常任委員会に常任委員会化することなどから「柏崎市議会報告会等実施要綱(案)」を定める。
→ 要綱なので、議長決裁
4.その他
(1)第11回原発サミットのテーマ等について
各原子力発電所立地自治体からの提案もでてきており、今後の会議で決定していく。
→ 提案は今月末まで受け付ける。
(2)全国市議会員互助団体定期保険加入申込について
(3)次回議会運営委員の日程について
後日、正副委員長から通知
(4)その他
・市長から申し入れ書
平成30年3月13日の文教厚生常任委員会において、一回、審査を終結していながら、再度の審査を行ったことに対しての市長当局からの申し入れである。
これは一事不再議の原則を破ることであり、本来、議会としてあってはならないこと。当局、そして議会事務局の職員の時間も無題に使うことになる。
Q.一回終結した文教厚生常任委員会の議事録はどのようになるのか。
A.再開の旨の文教厚生常任委員長の発言が入っており、そこで整合性をとることになる。
・加藤武男議長に対する議員倫理審査請求が本日、提出された。
議会運営委員会終了後、会派室に戻り、諸雑務。
16時から公的書類などを確認するため、市内をまわる。
18時、自宅に戻り、スーパーで購入した柏崎産のハチメの刺身、豚モモ肉を使った豚カツ、オリーブオイルを多めにかけたトマトとモッツァレラのサラダ(インサラータ・カプレーゼ)、グリーンサラダ、小粒納豆と梅肉の和えもの、ビール500ml3本で夕食。
食後から事務所で依頼されたプレゼンテーション資料を作る。
23時、熱めのシャワーを浴びたのち、録画しておいたテレビ番組を一気に観る。
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コメント
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旅の者です。産大、フォンジェ、そしてヨーカ堂という3つのショックが柏崎を襲っている中、それでも(数億円かけた耐震補強工事をして数年しか経っていないはずの、また、天皇皇后両陛下もお立ち寄りになられたはずの)今の市役所の建物を放棄し、駅前に「光り輝く大・市役所庁舎」を建てることについて、それをよしとせず採決を退席された、という三井田議員さんの行動を私は支持します。どうぞ胸をお張り下さい。何のお力添えにもなれない無名市民でしかない我が身ですが、これからも応援申し上げます。
投稿: 旅の人 | 2018年3月26日 (月) 02時31分
旅の人さん、コメントありがとうございます。
これだけ状況の変化があっても、新庁舎建設はそのままの枠組みで進むということがどうしても理解できない故の行動でもありました。
信念を通して、引き続き、このおかしさを訴えていきたいと思います。
投稿: 三井田孝欧 | 2018年3月26日 (月) 18時31分