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2018年3月 2日 (金)

台湾:電力ひっ迫により第二原発2号機を再稼働申請

 2時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、皮を剥いだ鶏胸肉の塩焼き、刻み生姜の醤油漬け、豆腐と若布の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

 午前中は事務所で議会関係の資料の読み込みや一般質問のための先行事例の調査を行う。

Adsc_00171 12時、ニンニク、玉葱、レモングラス入りソーセージ、人参、ピーマン、トマトピューレをオリーブオイルで炒め、再仕込み醤油、ブラックペッパーで味付けをし、少し長めに茹でた1.7ミリのスパゲティを入れて作ったスパゲティ・ナポリタン、低脂肪乳、水菜サラダで昼食。

 13時過ぎから市役所の会派室や図書館などで諸雑務。

 16時、事務所に戻り、他自治体の某議員とネット上の会議を行う。

Adsc_00212 18時20分、皮を剥いだ鶏胸肉、バナメイ海老、ワタリ蟹(バーレーン産)、牡蠣(広島産)、人参、白菜、春菊、エリンギ、キャベツ、えのき、白菜、最後に窓際で育てた豆苗と佐渡バターをのせた八丁味噌ベースの味噌バター鍋、小粒納豆と梅肉の和え物、塩バターパン、ビール500ml3本で夕食をとる。

 19時過ぎ、急な相談とのことで市内某所に移動し、これまでの経過などの話を聞く。

 22時20分、自宅に戻り、集めのシャワーを浴びる。

 23時から事務所で事務仕事。

 日本国内では原子力発電所の再稼働が進まぬとも、「電力が足りている」との認識がされているが、実態は違う。
 先月1月23日の大寒波による気温低下で、東京電力管内の電力需給がひっ迫し、他電力会社からの電力融通を受けている。
 自然エネルギーへの転換が叫ばれているものの、大雪では太陽光発電の出力が大幅に低下したのが実態。さらに揚水発電でも凍結などにより発電可能量が減少している。もちろん、強風下では風力発電もできなくなる。
 日本のGDPは世界の5~6%であるが、世界の災害被害総額の17.5%は日本である(平成26年版『防災白書』)ほど、日本は災害が多い国。
 災害へのリスク分散の意味でもエネルギーのベストミックスを考えるべきであり、一定程度の原子力発電は必要である。

 お隣、台湾ではさらに電力がひっ迫し、昨年、視察させてもらった台湾電力・第二原子力発電所(第二核能發電廠)の2号機の再稼働が申請された。

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 エネルギーは国の根幹であり(雇用にもつながる)、現実に即した議論が必要であろう。
 ちなみに、現在、台湾では値上げによるトイレットペーパーの買い占め騒動もあり、かつての日本のオイルショック状態にもなっている。


2018年2月27日『中央社フォーカス台湾』

第2原発2号機の再稼働申請
頼行政院長「脱原発目標への影響なし」/台湾

 停止中の第2原子力発電所2号機(新北市萬里区)の再稼働に向けた審査が行政院(内閣)原子力委員会で進められている。頼清徳行政院長(首相)は、再稼働の有無に関わらず、電気事業法の規定によれば2025年の脱原発目標には影響しないとの考えを示している。27日開幕の今期国会に向けて立法院に提出した書面で明らかにした。
 
台湾では今年に入り、大気汚染に伴う石炭火力発電所の石炭消費量減少や寒さの影響などで電力需給がひっ迫している。今月5日には供給の余力を示す「予備率」が5.08%まで下がり、2月では初めて「給電警戒」(供給予備率6%未満)となった。台湾電力は同日、原子力委員会に第2原発2号機の再稼働を申請。同社の楊偉甫董事長(会長)は、夏は暑さで電力需要が増加するほか、年末も大気汚染による石炭の消費抑制などで供給が落ち込むことが見込まれるとし、「年初から年末までずっと需給はひっ迫する」と指摘した。
 原子力委員会は来月5日に審査の結果を公表する予定。だが、同委員会の官僚によれば、立法院(国会)から国会内で説明するよう求められれば、再稼働の決定は遅れる可能性があるという。楊董事長は、審査が順調に進めば、4月にも発送電が再開できるとの見通しを示している。
 台湾で現在営業運転をしている原子炉は全6基中3基。第2原発2号機は定期検査中の2016年5月に発送電試験を行った際に異常が発生、緊急停止して以降、運転が停止されている。2023年に運転期限を迎える。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

強風時の風力発電に関しては弱点あるのですか?
風力発電は強風に対してメリットはないのですか?

 長岡の三井田ファンさん、コメントありがとうございます。
 多くの風力発電では強風時にはロック(ブレーキやラッチ)をかけて、ブレードや発電機を保護します。
 あまりに風が強すぎても風力発電は機材がついていかない実態があり、台風でも発電できるような風力発電システムを作るという競争になっておりますので、いずれ耐えられるものがでてくるかも知れません。

三井田さん返信ありがとうございます。
今、野党が言ってる原発0というのは
夢物語ですね、風力発電でこういう
弱点があるのなら、全ての再生可能エネルギーには弱点がありますか?
デメリットが少しでも無くす状態でないと
原発0なんて進んではいけないと思います

 長岡の三井田ファンさん、コメントありがとうございます。
 風力発電もそうですが、太陽光発電などにも弱点(例:10枚のパネルのうち1枚がダメになった場合は、発電量90%になるのではなく、20%程度になる場合も多い)はあり、原子力発電も一旦、事故が起これば大きな被害というリスクもあります。
 しかしながら、リスクゼロは存在しませんので、再生可能エネルギーで地産地消できるなら適用すればよく、産業のためには大規模な安定電源を発電方法を組み合わせて確保し、できる限りのリスク分散をしておく、というのが我が国のエネルギーのあるべき姿かと思います。
 そして、まずやめるべきは国民から吸い上げている「再エネ発電賦課金」のシステムは見直すときと考えております。

原発と自然エネルギーに関して雑感
常々不思議に思って居る事がいくつかあります。
(1)原発に何が何でも反対で、聞く耳を持たぬ人は未だ沢山います。しかし自分の近所の自治体や、会社に文句を言ったり、デモで押しかけたりするばかりの様です。
本当に原発に反対するなら、外国特に「中国」「韓国」の原発に、何故反対の声を上げないのか。大使館へ反対の申し入れも、大使館へのデモも聞いたことがない。
これらの国の原発の信頼性は、我が国のそれより格段に低いのに。事故を起こしたら、偏西風に乗って真面に放射能を帯びた気流が、降りかかるのに。
機会があったら、当地の有名な某先生に議会で質問して頂けると有難いです。
(2)自然エネルギーの増大は、私としても建前上は大賛成です。只本当に普及するには山勘で100年は掛かるでしょう。
テレビのデジタル化でさえ、10年以上も掛かっているのですから。単に買い替えだけな事なのに。
風車でもソーラーパネルでも、各家に相当の設備が要るのですから。
そうして普及したとしても、民生用の電力を賄うだけで精一杯と思います。
産業用の基幹電力は如何しても必要です。それが無くては、我が国は観光国にはなるかも知れないが、大国の意向に右往左往させられる「弱い国」成り下がってしまうでしょう。
(3)原発反対の先生も、民間の活動家も「ソーラーパネル」や「風車」を設置して無いようです(確認して無い。違ったら御免)
私が業者なら、「皆に先駆けて、模範になって下さい」と煽てて設備工事を売り込むのだが。
当地ではソーラーと風車の併設が、一番適していると思います。柏崎にも幾つか業者がいますから、誰か本当にやらないだろうか。

色々ありますが、長くなるので又この次に。
出来ましたら、御見解をお聞かせください。

 雄太さん、コメントありがとうございます。
 (1)から(3)までほぼ同じ考え、認識ですが、(1)についてはさらに困った点があります。
 今日の柏崎市議会の一般質問でも某議員が

 「世界は脱原発にあり、原発が無くなってきている」

といった旨の発言しておりました。つまり、すぐ近くの中国による雨後の筍のような原子力発電所の新規建設や韓国の積極的な原子力発電プラントの輸出などが見えないようで、事実とは異なることを発言しておりました。
 一部の国(ドイツ等)の脱原発政策だけを捉えて、世界がその流れだというあたりに議論の危うさを感じたところです。
 いわゆる反原発派の皆さんと直接、議論する際にこれらの疑問をぶつけてみたいと思います。

多様なエネルギーを求めるようでないと、きわめて安全保障上「危険な事態」を招く可能性があります。
ですから、原発ゼロ政策は、幼稚な理想論でしかありません。
ただ、立地点の推進派である私としては、今、悩んでいるのは事実です。
何とか、再稼働させ、市の活性化を図りたいものですね。

 QQQQさん、コメントありがとうございます。
 再稼働をさせるとともに、今の日本のエネルギー構成がいかに危ういのか、国民全体で考えるような雰囲気になればと思っております。

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