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青森県リサイクル燃料貯蔵、東通原子力建設所 »

2018年6月27日 (水)

柏崎市議会会派「決断と実行」視察1日目:青森県六ヶ所原燃PRセンター

 1時、就寝。

 5時に起床し、今日の昼食にするおにぎり作りや急ぎのFAXなどの処理を行う。

 シャワーを浴びたのち、6時、大粒納豆と生卵でご飯をかっ込んで朝食をとり、柏崎駅へ移動。

 柏崎市議会の所属会派「決断と実行」のメンバーと柏崎駅で合流し、6時44分発の快速「おはよう信越」に乗り込む。

 7時13分、長岡駅に到着し、7時42分の上越新幹線「とき306号」に乗り換える。

 9時14分、大宮駅に到着し、9時33分の東北新幹線「はやぶさ9号」に乗り換えを待つ間に、売店で昼食用の総菜などを買い込む。

Adsc_00104 11時50分、持参してきたおにぎり2個(神楽南蛮味噌、ほぐした塩引き鮭)、売店で購入した茹で卵2個、牛乳で昼食をとる。
 今回作った神楽南蛮味噌の味噌は、かなり麹が多めの味噌を使い、砂糖も少なめにしたので、大人の味わい。家族も食べることから、ワタと種を入れなかったので辛味は不足気味である。

Edsc_001401 12時14分、七戸十和田駅に到着し、レンタカーを借りての移動。あいにくの雨であったが、下北半島縦貫道路を通り、日本初のむつ小河原国家石油備蓄基地(昭和60年操業、490万リットル処理可能、しかし国内12日分にしかならない)、92基にも及ぶ風力発電の風車、メガソーラー施設なども見ることができた。

Edsc_001602 13時25分、青森県六ヶ所の六ヶ所原燃PRセンターに到着。日本原燃が取り組む原子燃料サイクルを紹介する施設である。
 核燃料サイクルのフロントエンドとバックエンドが同一サイトにあるのは世界でここだけとなっている。

Img_2880 今回の視察の目的は、原子燃料サイクルの技術確立がどこまで来ているのが自分の目で確認するためである。
 まずは施設の基本的な説明や地域との関係についての説明を受けた。柏崎刈羽原子力発電所で勤務されていた方や柏崎刈羽地区の出身者がいるため、お互いを理解した上での説明なのでスムーズ。

Img_2882

1.施設
 東京ドーム160個分の敷地の中に以下の施設がある。

・ウラン濃縮工場
 1992年3月操業開始。2017年5月に新規制基準をクリア。
 軍事施設と同様にIAEAの査察を1年に19回受けている。
 2か月に1回が定例であり、その他の13回は抜き打ちテスト。

・低レベル放射性廃棄物埋設センター
 1992年12月操業、200リットルドラム缶300万本相当が受けれ可能。
 日本で唯一の低レベル放射性廃棄物の最終処分場。
 2015年度末での全国の原子力発電所内貯蔵量約68万本。
 問題があったドラム缶は依頼元へ返送する。

・高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター
 1995年4月操業開始。貯蔵容量2880本。
 ここで30年~50年間の中間貯蔵。
 2018年5月末 1830本。

・使用済燃料受入貯蔵
 1999年12月事業開始。
 受入容量 3000トン・U

・再処理工場
 当初はフランスの技術を導入したが、独自に技術向上。主要プロセスの技術は既に確立しており、世界でもトップレベル。あとは安全対策をいかに行うか。
 日米原子力協定の関係で再処理したプルトニウムとウランは、プルトニウム単体の保有ではなく、ウラン1:プルトニウム1の割合で混ぜる。
 日本の原子力発電所が3.11前のレベルの運転状態に戻った場合は、6000tswが必要。
 現在は450tswであるが、最大は1500tswまで可能。
・MOX燃料工場
 現在の工事進捗率11.8%

2.地域との関係
・社員の地元採用による雇用拡大
 従業員2744名のうち、約63%が青森県出身者
 2018年度新入社員129名のうち青森県出身者は96名
 プロパー社員の割合 約88%
・協力会社の現状、地元企業の発注
 協力企業数は約300社
 現地就労者数は平均して約4000名/日

 その後は施設見学をしつつ、質問をしたが的確に答えて頂いた。

*詳細及び写真は核セキュリティに関わるため、省略。

Img_2885

 16時30分に終了となり、御礼を述べ、16時20分に現地から移動。途中に立ち寄った、東通村役場と議会棟のデザインがユニークでつい撮影してしまった。

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*議会棟は『風の谷のナウシカ』の王蟲(おーむ)?

 17時40分、宿泊先である「むつパークホテル」にチェックインし、荷物を整理する。「よく来たにし、本州最北端の繁華街」との看板もあるホテル周辺の味わいのあるスナック街?神社横丁。

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Edsc_002808 ホテルから徒歩で移動し、18時から「どんどこどん」(電話:0175-23-8195)にて、夕食を兼ねた懇親会に出席する。
 イカと雲丹の和えもの、刺身(帆立、レモン挟みサーモン、鯛)、ホヤの海藻と醤油ゼリー和え、帆立フライ、卵を入れてとじる貝味噌焼き鍋、帆立焼きなどをつつきながら、生ビール、日本酒を飲む。生ビール派ではあるものの、好物のホヤはビールだと生臭さが前面に出てしまうので、日本酒の冷やを合わせる。

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 20時10分、お開きとなったので徒歩で周辺のスーパーをまわり、市販納豆の調査を行う。
 地納豆メーカーの商品もふんだんに置いてあり、一部は売り切れとなっていたので全種類を購入することはできなかったが、地元の納豆がそれだけ愛されていることに感動。

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 21時20分、ホテルに戻り、熱めのシャワーを浴びてリフレッシュする。

 23時からネット会議に参加。

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