2時、就寝。
7時に起床し、大粒納豆、甘塩鮭、ピーマンの油炒め、たらこ、若布スープでご飯2杯の朝食をとる。
シャワーを浴びたのち、8時30分、柏崎駅に移動し、柏崎市議会議会の議会運営委員会メンバーと合流。
8時57分発の普通電車で直江津駅に向かって移動する。
9時40分、直江津駅に到着し、9時44分、えちごトキめき鉄道に乗り換える。
10時、上越妙高駅に到着し、45分の待ち合わせをして、10時45分発の北陸新幹線「はくたか555号」に乗り換える。
11時49分、金沢駅に到着。急いで改札を一度でて、金沢駅名物の立ち食いそば「加賀白山そば」(電話: 076-260-4455)に入り、「白海老かきあげそば 570円」に「生卵(トッピング) 50円」を追加した豪華?天玉そばで昼食をとる。赤いグルグルかまぼこが北陸らしさを醸しだしており、旨味十分のつゆも美味い。汗をかいていることもあって、つゆのほとんどを飲んでしまった。
12時28分の普通電車に乗り、13時44分、やっと丸岡駅に到着した。
ありがたいことに坂井市議会事務局の方から車で迎え来ていただき、13時55分、視察先である福井県坂井市役所に到着。坂井市役所には昨年、産業建設常任委員会の行政視察で訪れたので1年ぶりである。前回同様、地元の銘菓であるピーナッツがたっぷり入った「五月瀬 名代石窯焼煎餅」(五月瀬 電話:0776-67-3500)が用意されており、ありがたく頂いた。
議会の入り口には、新聞雑誌の購読・広告掲載、協賛について一切取りやめる申し合わせ事項の張り紙があった。
柏崎市議会でも考えるべき点である。
14時から行政視察、目的は議会BCP(業務継続計画)についてであり、災害時などの緊急事態があった場合の議会体制をどうするのか、というもの。坂井市議会では2年間の議論の末、今年4月に制定された。
冒頭、坂井市議会・南川議会運営委員長からご挨拶を頂いたのち、柏崎市議会からも視察受け入れの御礼の挨拶。
視察の主な内容は以下の通り。
・各会派から5名を選出して2年間議論を行い、他議会を参考に平成30年4月に制定した。
1.想定している災害
・地震:震度5強以上の地震、津波
・風水害:台風、暴風、豪雨、洪水、土砂災害などで局地的又は広範囲な災害が発生した場合、又はそのおそれがあるもの
・その他:自然災害のほか、大規模火災などの大規模な事故、原子力災害、新型インフルエンザなどの感染症、大規模なテロなどで、大きな被害が発生した場合、又はそのおそれがあるもの
2.議会の役割
・市議会は、災害が発生したとき、「坂井市議会災害対策会議」(以下「対策会議」という。)を設置する。また、坂井市災害対策本部(以下「市本部」という。)が迅速かつ適切な災害対応に専念できるよう、必要な協力・支援を行う。
・地域の被災状況や被災者等の意見・要望等を踏まえ、対策会議で調整を行い、市本部に対して提案、提言、要望等を行う。また、市本部と連携・協力し、国や県等に対して、要望等を行う。
・復旧・復興に向け、必要な予算を速やかに審議する。また、市民の意見、要望等
を踏まえ、市の行う復旧・復興活動が迅速に進むよう、議会として提言・提案機能を有効に発揮していく。
3.議長の役割
議長は、災害が発生した場合には、対策会議を設置、構成員(委員)を招集する。
4.議員の役割
・災害が発生したときは、それぞれの地域において次のような活動を行う。
(ア)地域の防災組織における活動や運営など災害時の共助の取組に、協力・支援を行う。
(イ)市本部が、応急活動等を迅速に行えるよう、地域の被災状況の情報を、必要に応じて対策会議に提供する。
(ウ)対策会議を通じて把握した、地域における被災状況や救助・救援等の情報を、様々な方法により、市民に提供する。
・対策会議の構成員については、対策会議が設置されたときは、対策会議の活動に従事する。
5.議会事務局職員の役割
市において、市本部が設置された場合には、議会事務局の職員(以下「事務局職員」という。)は、通常業務に優先して速やかに災害対応の業務(以下「非常時優先業務」という。)に当たるものとする。なお、災害が勤務時間外に発生した場合においては、災害情報を把握次第、速やかに議会事務局に参集し非常時優先業務に当たらなければならない。
6.災害対応組織・情報伝達
・対策会議の設置
議会は、災害時において、災害初期から議会機能を的確に維持するため市本部の設置後、速やかに対策会議を設置し、災害対応に当たるものとする。対策会議は、議長と副議長、各会派の代表者で構成し、議会としての意思決定を行うに当たっての事前調整・協議の場としての役割を担う。
・対策会議などの指揮・命令系統
対策会議と議会事務局においては議長と局長の不在などの場合に備えて指揮・命令の順位を次のとおり定めるものとする。
議長 → 副議長 → 第一会派の会派長 → 第二会派の会派長
*柏崎市議会の場合は、議長→副議長→総務常任委員長
・議員と市本部、対策会議等との情報伝達
市本部が関係機関から収集・整理した災害情報は、対策会議を通じて議員に伝達する。
議員が把握した地域の被災情報は、必要に応じて、対策会議を通じて、市本部に提供する。
なお、救助・救命に係る情報は消防本部に緊急通報(119番)するなど、緊急性の高い情報については、関係機関へ連絡する。
7.災害発生時の対応
(1)災害が会議(本会議・委員会)中に発生した場合
議長又は委員長は、直ちに本会議又は委員会を休憩又は散会し、事務局職員に対し、避難誘導その他安全確保のため指示をするものとする。議員は、速やかに自身の安全を確保し、自身の安全確保を行った上で被災者がある場合にはその救出・支援を行う。次に、家族の安否確認を行うとともに、今後の対応の指示があるまで議会において待機するものとする。
(2)災害が会議外に発生した場合
議員は、速やかに自身と家族の安全確保を行った上で被災者がある場合にはその救出・支援を行う。対策会議の議員は、議会事務局への安否の報告を行うとともに、参集し対策会議の任務に当たる。その他の議員は、議会事務局に安否の報告を行い、連絡が取れる態勢を確保し、速やかに市内に戻り、自宅待機又は地域での支援活動や災害情報の収集に当たる。
<災害が会議外に発生した場合の基本的行動形態>
【初動期】~24時間
(対策会議)対策会議の設置、災害関係情報の収集、市本部等との連携
(議員の行動)自身と家族の安全確保、議会事務局に安否報告
【24時間~48時間】
(対策会議)対策会議の運営、議員の安否情報処理、情報を収集し、全議員招集の有無を協議、市本部等と情報共有、収集し、全議員招集の有無を協議
(議員の行動)対策会議から指示があるまでは地域活動、災害関係情報の収集、地域での救援、救助活動、避難所運営などへの協力
【48時間~72時間】
(対策会議)対策会議の運営、情報を収集し、全議員招集の有無を協議、市本部等と情報共有、議会運営事項の協議、市本部等と情報共有
(議員の行動)対策会議から指示があるまでは地域活動、災害関係情報の収集、地域での救援、救助活動、避難所運営などへの協力、対策会議からの指示に即応できる態勢の確保
【中期 3日~7日】
(対策会議)対策会議の運営、情報を整理し、全議員招集の有無を協議、議会運営に再開準備(開催場所、議案などの協議)、災害初動対応の進捗状況の確認
(議員の行動)対策会議からの指示を踏まえて行動、地域での災害情報、意見、要望などの収集、地域での救援、救助活動、避難所運営などへの協力、対策会議からの指示に即応できる態勢の確保
【後期 7日~1か月程度】
(対策会議)対策会議の運営、本会議、委員会の開催準備、復旧工事などの確認
(議員の行動)対策会議からの指示により、議員活動に専念、本会議、委員会の開催、議決事件の審議・議決、復旧活動に関する国・県への要望などの検討、復興計画の審議、通常の議会体制へ移行
8.災害発生時対応に向けた環境整備
(1)防災訓練
災害の発生等を想定した、議員・事務局職員の参加する訓練等を定期的に実施し、災害対応に対する意識の醸成と対応行動の十分な習得を図る。
(2)議場等の代替施設
災害等が発生した際、議場を含む議会事務局がある建物の全部又は一部に被害が発生した場合、代替となる候補施設(市役所周辺の公共施設等)を検討する。
代替候補施設:
※詳細な利用方法等については、あらかじめ施設管理者と協議を進めるものとする。
(3)通信環境
災害等が発生した場合、通信回線の途絶や規制等により、情報伝達手段が著しく制限されることを想定し、電話やFAXの代替となるようにSNS活用等の新たな情報手段を検討する。
(4)備蓄品などの確保
災害対応にあたる議員及び事務局職員が、継続的に非常時優先業務に従事することな
どを考慮し、最低限72時間(3日間)分の水、食料、携帯トイレ、毛布、衛生用品等の備蓄品を計画的に備えることに努める。
9.計画の運用
(1)議会の防災訓練
議会BCPの策定を踏まえ、災害時における議会と議会事務局の体制や行動基準、非常時優先業務の内容などを検証・点検し、より実効性のあるものとするため、併せて災害に対する危機意識を高める観点から、議員と事務局職員を対象とした防災訓練(机上訓練
・図上演習など含む。)を毎年1回は実施し検討する。
(2)携帯ハンドブック
計画について常に確認し、迅速な対応に備えるため、必要となる組織体制や行動基準などをまとめた携帯ハンドブックを作成する。
10.その他
議会BCPの見直し
議会BCPの見直しは、対策会議の構成員を中心に行うものとする。なお、必要に応じて計画策定時の議員は参加できるものとする。
議会BCPに基づく必要資源の確保や防災訓練などの実施により得られた情報、新たに発見された課題などについては、適切に計画に反映させ、計画をレベルアップさせていく必要がある。また、検討課題に対する対策が完了した場合や実施すべき内容・手順などに変更が生じた場合においても、それらを計画に反映させる必要があることから、議会BCPはその必要の都度、適宜継続的に改正を行うものとする。
質疑応答、意見交換の時間では、今年の全国災害ボランティア議員連盟平成30年度研修会であった福井県雪害の報告をご紹介したのち、災害時の議員による現場情報の行政へのフィードバックなどをお話させてもらった。
Q.先般の西日本豪雨災害をはじめ、色々な災害現場にボランティアとして活動しつつ、勉強もかねて行っているが、大きな災害がでた地域からでている議員こそ、情報をもっているものの、議会にはでてこられない事例を見てきた。やはり災害時には議会全体として対策にあたるという考えが大切ではないかと思う。
聞き逃したのかも知れないが、議会全体、議員個々人の災害対策、防災の知識向上については、何か検討はされたか。各地域の被害状況などを情報収集するにも良いアンテナを育てておく必要があるのではないか。
A.そういった段階まで議論はいっていない。逆に国など統一的な知識、知見を教えてくれるような流れがほしいと考える。
15時40分、視察項目が終わり、最後に昭和の香りが残る議場を見学。今後は耐震補強もあり、大規模なリフォームをする予定でこの姿は無くなるそうである。
ありがたいことに帰りも坂井市議会事務局の方から丸岡駅まで車でお送りいただいた。
丸岡駅から16時27分発の普通電車に乗り、17時、小松駅に到着。
駅から徒歩で移動し、公立小松大学が入っている宿泊先のホテルグランビナリオKOMATSUにチェックインし、シャワーを浴びる。
18時30分、アパホテル小松グランドビアガーデンにて、夕食を兼ねた懇親会に出席する。
小松市らしく航空機の爆音が聞こえるなか、生ビールやビュッフェのステーキを自分で投入したアパ社長カレーなどを楽しむ。
20時40分にお開きとなり、その後、ジムビームハイボール・ガーデンで二次会。
22時30分、シメとして、「横浜家系ラーメン 西村家」(電話:0761-23-7008)に入り、瓶ビールを飲みつつ、「チャーシューメン小 950円」に、なぜか勢いで「ライス 中 150円」をつけ、炭水化物祭りを行う。太らない方がおかしい。
23時過ぎ、ホテルに戻り、熱めのシャワーを浴びてリフレッシュ。
23時40分から持参してきたノートパソコン(ThinkPad X61,SSD,SXGA+化,LEDバックライト化)で急ぎの事務仕事を行う。
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