福井県敦賀市の原子力発電に次ぐ水素エネルギー戦略
2時、就寝。
7時に起床し、大粒納豆、甘塩鮭、茄子の味噌油炒め、蟹醤、若布スープでご飯2杯の朝食をとる。
9時過ぎから会社の関係や出張の準備のため、銀行や駅、郵便局など市内をまわる。
13時、自宅に戻り、茹でてから冷水で締めた氷見うどん、シソの天ぷら、新玉葱と紅生姜のかき揚げ、かぼちゃの天ぷらで昼食。
食べられないわけではないが、かぼちゃの天ぷらは食事よりもお菓子のような感じがするため私は食べず、母と妻のみが食べた。
食後から事務所で事務仕事。
16時、事務所に来客があり、相談を受ける。
20時、旬であり、地元で採れた岩牡蠣、しかも剥いてもらって大量に頂いたので、生で3つ、軽くあぶったもの2つ、ビール500ml3本、小粒納豆と梅肉の和えもの、押し鯖寿司で夕食をとる。
地元の岩牡蠣は今年初。噛んだ瞬間に口中に広がる海のミルクは最高である。
食後からも事務所で事務仕事。
22時、熱めのシャワーを浴びたのち、ビールを飲みつつ、DVDでタツノコプロ55周年記念作品『劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』、『劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』を観る。
両作品とも思っていたものと違っており、少し消化不良。
我が柏崎市でも今年、「新たなエネルギーのまち柏崎」に向けて、「柏崎市地域エネルギービジョン」が策定された。
再生可能エネルギーの導入可能性や次世代エネルギーと言われるメタンハイドレート、水素エネルギーなどの課題などが整理され、「石油産業のまち」(1.0)、「原子力産業のまち」(2.0)から、脱炭素社会「エネルギーのまち柏崎3.0」を将来像としている。
柏崎市と同じ原子力発電所の立地自治体である福井県敦賀市は、もう少し踏み込み、水素エネルギーへの取り組みにインフラ整備も行う計画をまとめるという。
北陸新幹線の延伸も決め、常に先手を打ってきた敦賀市の計画。どのようなものになるのか注視したい。
平成30年8月2日『福井新聞』
論説 敦賀・水素エネ産業化
優位性生かし拠点目指せ
【論説】広域的な水素エネルギーの関連産業や活用社会の拠点化を目指す敦賀市は本年度、水素社会実現に向けた「調和型水素社会形成計画」をまとめる。民間の水素ステーション設置計画や新庁舎への水素エネルギー供給装置の設置検討など、具体的取り組みも見え始めてきた。水素社会実現には課題が山積するが、同市が基幹産業と位置づけてきた原子力分野の先行きが不透明な中、他の自治体に先んじた取り組みとなるか注視したい。
水素関連事業は、県内や滋賀県北部の周辺5市町と広域経済圏を目指す「ハーモニアスポリス構想」の一環。原発に頼りすぎない産業構造の複軸化を図るのが狙いだ。
水素は、水や化石燃料、メタノールやエタノール、下水汚泥、廃プラスチックなど、さまざまな資源から作ることができる上、発電の際に二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しない。水素が次世代エネルギーとして注目されるゆえんだ。国は昨年末、水素基本戦略を打ち出し、2030年までに水素発電の商用化や、自動車やバスなどでの利用拡大を目指していく。
敦賀市が水素エネを推し進めるのは、同市が優位性を持つからにほかならない。水深が深く大型船舶が接岸可能な敦賀港があり、水素で発電した電気を運ぶ送電設備も既にある。関西や中京圏に比較的近い立地条件のほか、半世紀にわたる原発との共存で市民のエネルギー政策への理解は高いというのが市の考えだ。
市の計画案では25年までの短期、30年までの中期、50年以降の長期に分け、短期的には水素ステーションや燃料電池(FC)バス2台、自立型燃料電池システム2基などの導入を進める。中長期ではこの数字を伸ばし、水素発電所や研究開発拠点の整備、大規模で安価なサプライチェーン実現などの未来像も描く。
ただ、水素社会の実現に向けた道のりは平たんではない。割高な水素のコスト削減、水素生成時の二酸化炭素排出抑制、水素の輸送・貯蔵・発電などの技術確立、FCバスや燃料電池車(FCV)の普及、水素ステーションの拡充など課題は多く、今後、産学官で研究が進むと考えられる。既に福島で水素製造施設が着工、神戸市では発電試験設備の運用などが始まっているが、国と民間主導が大半で、自治体レベルで複層的な産業化へ向けた取り組みはまだ始まっていない。
大地震リスクなどを考えれば日本海側にも水素拠点は必要で、太平洋側に近い敦賀は有力な候補地といえるだろう。優位性を生かしながら民間や国、県と連携を進め、一つ一つずつ着実に成果を出していくことが必要だ。
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