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2018年8月14日 (火)

平成30年草莽全国地方議員の会夏季研修会(国連の実態、再確認の防災知識)

 1時、就寝。

 4時に起床し、愛車で県内某市に移動する。

 5時、企業経営者の皆さんが集まりになっての早朝勉強会にボランティア講師として出席。放射線の実態と原子力発電の今後の見通しについて約30分お話ししたのち、40分ほどの意見交換を行う。

 7時、持参してきたおにぎり2個(たらこ、昆布佃煮)を食べつつ、魚沼方面に移動。

 9時過ぎ、所要を済ませたのち、帰路につく。

  一旦、自宅に戻って諸準備したのち、柏崎駅まで送ってもらい、11時14分の特急に乗り込む。

 11時38分、長岡駅に到着し、売店でミックスサンドイッチ、魚肉ソーセージ、ゆで卵2個、牛乳を購入。

 12時4分発の上越新幹線「とき360号」に乗り込み、売店で購入したもので昼食をとる。

 13時44分、東京駅に到着し、タクシーで参議院議員会館に移動。

Img_3302 地下会議室B102号室に行き、14時30分から草莽全国地方議員の会、平成30年夏季研修会に副会長として出席する。
 冒頭は、会長である東京都杉並区議会・松浦芳子議員からの挨拶。来年に統一地方選挙があることから、今年は参加者が若干少なめとなった。4年に1回は参加者が大きく減るのが地方議員の会らしいといえば、らしい。

Img_3308 14時40分から研修Aとして、元千葉市議会議員・前衆議院議員(草莽全国地方議員の会特別顧問)田沼隆志氏から「行ってわかった国連の問題」として、講演をして頂いた。
 主な内容は以下の通り。

・国連で登録している保守系団体がないことに驚かされた。
・同時通訳をしており、英語、フランス語、ロシア語、中国語、アラビア語で話さなければ相手にされない。
・発言するには、かなり費用がかかるのが実態。そんななか、物量でとにかくスピーチをする団体もあり、間違った伝わり方をする。
・人権、文化といった事柄はほとんどがジュネーヴで決められている。
・国連は政治利用の場と化している。間違った言説が世界的に流布され、とりわけ従軍慰安婦が拡散されている。

Img_3305

・従軍慰安婦の件で、在外の日本人がいじめに合う事例が多い。日本人と分かった段階でお店で唾をかけられた事件もあった。
・2018年3月14日、第37回期国連人権理事会のItem4でスピーチを行った。<内容>
1.昨年6月、国連特別報告者のデービッド・ケイ氏が「日本政府はメディアに圧力をかけて報道の自由を侵害している」と報告したが、それは全くの間違いである。
2.SNS、特にフェイスブックは、言論の自由を侵害している。日本のユーザーが特定の国を批判する投稿すると、明確な理由提示もないまま、投稿削除やアカウント停止がなされている。
3.国連自体が言論の自由を侵している疑いがある。特定の国に関する批判的活動を国連で行うと、何の理由提示もないまま国連入館証がはく奪される事例が起きている。
・国連では、「言ったもん勝ち」となっており、検証、審査、吟味する能力がない。
・従軍慰安婦問題、クワラスワミ報告などはほとんどエログロ雑誌のレベルである。
・ねつ造ができ、それが国連の勧告として権威をもってしまうのが最大の問題。
・国連派遣団が聞きに行く相手、情報源が間違っている、一定のバイアスをもっているところに行っている。かつて「日本の女子学生13%が援助交際」と国連報告者の発言したのも同じ。
・国連の場は戦場であり、言ったもん勝ちの世界であることを認識して戦わなければならない。
・アメリカが人権理事会で戦うのは無意味とし、脱退した。
・日本の味方というよりは、正義を信じるアメリカが抜けたことにより、人権理事会では日本は中国などに歴史戦で今度、さらに厳しい立ち位置になる。
・国連幻想から脱却し、言論の戦場という認識をもつことが大切である。

 講義ののち、活発な質疑応答、というよりは国連という、一見ありがたいような名称と中身がいかに違うのか、という熱い意見交換となった。

Img_3311 意見交換が長くなったことから予定より20分遅れで、15時20分から拓殖大学大学院地方政治行政研究科特命教授・拓殖大学防災教育研究センター副センタ―長・濱口和久氏を講師に「再確認の防災知識、次世代への防災教育について」と題した講演となった。
 最近、大きな自然災害が続いている現在の日本にとってはタイムリーであり、主な内容は以下の通り。

(1)災害大国・日本
・これからも続く自然災害(地震、火災、噴火、雪害、台風、水害、熱中症、感染症)
・テロ・ミサイルも災害になることを認識すべき
・世界の自然災害都市リスクでは、東京・横浜が最大リスク710(スイスの保険会社が算出)。パリ25、ロンドン30、ロサンゼルス100。

Img_3314

(2)首都直下地震と南海トラフ巨大地震
・首都圏は、首都圏整備法に基づき整備・建設された関東地方1都6県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)と山梨県を含む地域。
・国家の衰退を招く。1975年のリスボン地震で火災、津波で壊滅し、ポルトガルの衰退の原因となった。
・南海トラフ地震が起こった場合には、最大34mの津波が想定されており、太平洋ベルト地帯が壊滅的になる。世界恐慌の引き金にもなりかねない。南海トラフ地震では日本のサプライチェーンが崩壊する。
・人が30年以内に火事で死傷する確率は0.2%、癌で死亡する確率は6.8%、南海トラフ地震は70%。
・日本では、体に感じない地震は1日に300回発生している。世界各地の地震の約10%が日本と日本の近くで発生。マグニチュード6.0以上の地震は約20%を占める。

(3)火山、台風
・台風が日本を襲うのではなく、日本が台風の通り道にある。

(4)自主防災組織と防災対策
・自主防災組織の全国平均は約77.9%。組織はあっても中身が伴っていない、何をして良いか分からないといった組織が多い。
・行政がやる防災訓練で一番意味が無いのは、展示訓練で終わる防災訓練。次に無駄なのは、スケジュールとメニューをこなすだけの防災訓練。
・学校の防災訓練も見直すべき。
・防災士の養成だけでは、防災は対策にならない。防災対策=防災士養成という間違った自治体が多い。養成したは良いが、知識のブラッシュアップや被災地の社会福祉協議会との摩擦というトラブルもでてきた。一度、見直しが必要。
・結局のところ、防災士意識の定着が不可欠であり、防災、減災、知災、備災の4つが重要。
・災害対応を間違えると人災になる。

(5)公助から自助への意識改革
・自助が基本であり、公助に依存しない意識を住民にもたせることがポイント。
 大阪北部地震での高槻市の対応(ガスコンロを3000セットを行政が配った。行政依存が残る)
 西日本豪雨での総社市の対応(被災した市民に一律5万円の見舞金。行政依存になる)
*床上浸水以上の被害を受けた家庭に一律5万円の「災害支援金」。17億円の補正予算。

(6)人はなぜ避難しないのか?
・災害を自分のこととして、リアルにイメージすることが大事。
・人間はイメージできない災害やリスクには対応できない(自分は大丈夫だと思っている)。

(7)ハザードマップの落とし穴
・ハザードマップの問題点、100パーセント信用するな、あくまで目安。
a)ハザードマップは行政区単位で作成されているため、自分が住んでいる地域のハザードマップだけで災害の全体像が分からない場合がある。
b)ハザードマップの凡例は全国的に統一されていない。
c)ハザードマップはあくまでもシミュレーションによるもので予測を超える災害が発生する可能性がある。
・過去の地図、地名には意味がある。川、谷、沢、潟、丘など。

(8)教育委員会と防災教育
・平成29年8月に全国の教育委員会に防災アンケートを実施。回答率は27%。
・分かったことは、活用されていない防災テキスト、防災知識を持った教師の不足。

(9)防災と防衛は表裏一体の関係
・子供たちに対する防災教育は守る意識、将来的な国防意識にもつながる。

(10)少子化問題と自衛官募集
・災害時に出動する自衛隊も人員不足しており、自治体の協力が必要となる。

(11)シェルターを津波防災対策に活用
・シェルターは核以外にも津波対策としても使える。上にいかず、下にいく避難の発想の転換。お年寄りは地下に逃げる方が早い。
・核シェルター普及率、スイスとイスラエルは100%、アメリカは82%、シンガポール54%、日本は0.02%。韓国は公共施設にもあるので約300%もある。

(12)災害の風化を防ぐ
・大災害、大事故の失敗の記憶喪失は、個人は3年で完全に忘れる。組織は30年で消える。地域も2世代目で忘れ、10世代で歴史からも消えることが多い。

 16時15分から10分間休憩をとったのち、意見交換。全国の被災地に実際に行っている地方議員も多いことから、こちらも熱い意見交換となり、あっという間に会場の貸し出し時間の17時となってしまった。

 研修会終了後に懇親会となったものの、次の予定があるため、今年は欠席。

 京成上野駅に移動し、18時20分、フィリピンから来たP君と彼女をお迎え。荷物をコインロッカーに預け、アメ横、秋葉原とご希望のアニメ、特撮系のお店をご案内した。

 20時、「天下一品 上野アメ横店」(電話:03-6803-2647)に入り、「餃子定食(こってり) 1040円」に「チャーシューWトッピング 400円」を追加し、生ビールとともに夕食をとる。

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 せっかく日本に来たので、焼肉かしゃぶしゃぶでもどうかと思ったが、P君はコーンスープのようなドロドロの「天下一品」のこってりが食べたかったそうである。
 ご飯をスープに投入する正式マナー?も教えたところ、彼と彼女ともに完食であった。

 21時過ぎ、二人をホテルに見送ったのち、新宿に移動。

 21時40分、新宿の某ホテルにチェックインし、大浴場で汗を流す。

 23時、ビール500ml2本を飲みつつ、持参してきたノートパソコン(ThinkPad X61,SSD,SXGA+化,LEDバックライト化)で急ぎの事務仕事。

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