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2018年8月28日 (火)

市議会議長会研修会「地方議会が地方を変える 地方から日本を変える」
産業建設常任委員協議会(料金ミス)

 2時、就寝。

 7時に起床し、大粒納豆、鯖の水煮、茗荷の卵とじ、べったら漬け、油揚げと若布の味噌汁でご飯2杯の朝食をとる。

 シャワーを浴びたのち、9時過ぎ、市役所に移動。

Adsc_001005 10時から産業建設常任委員協議会に委員として出席する。
 協議事項は、上下水道局からの報告で、上下水道料金の請求誤りについてである。
 主な内容は以下の通り。


柏崎市議会議員 各位
             上下水道局 お客さまサービス課

     上下水道料金の請求誤りについて

 この度、下記のとおり上下水道料金の請求誤りが判明しました。
 関係する皆様に大変御迷惑をお掛けし、申し訳ございません。心からお詫び申し上げます。
 今後は、再びこうした誤りのないよう適正な事務処理に努めてまいります。

               記
1.概要と原因
 料金業務受託者が開発し、平成30年4月1日付けで入替えを行った料金システムのプログラムにおいて、引っ越し等に伴う精算日数が1日分増となる瑕疵が、発見されました。
 瑕疵の原因は、給水開始後、初回の定例検針日と給水停止日が同一月内に発生したお客様の料金精算において、本来、精算検針の起算日を定例検針日の翌日とすべきところ当該起算日を定例検針日と誤ったことであり、結果として、精算対象日数を1日多く計算してしまいました。
 また、システム入替えに伴い当課で実施した確認作業において、当該事案の発生を想定していなかったことによりプログラムの瑕疵を看過したため、請求誤りが、発生したものです。

2.還付・追加徴収の件数及び金額
 対象期間:平成30年4月1日から平成30年7月23日まで
 過大請求(還付) :18者 4622円
 過小請求(追加徴収):1者 6円

3.対象者への対応
 対象のお客様に対して、内容の説明と謝罪を行うとともに、還付と追徴の手続を行いました。
 なお、お客様に連絡を行った結果、苦情等は、ありませんでした。

4.再発防止策
 システム変更時等において、料金業務受託者及び当課双方で、プログラム確認の徹底を図ります。

5.報道発表
 産業建設常任委員協議会終了後、速やかに報道発表を行います。


Q.システム設計上のケアレスミステイクであり、また対応においても迅速にされたので了とするが、このプログラム変更の費用等は当然、受託者で行うことで良いか。
A.受託者の費用でプログラム変更を行う。

 11時に終了となり、会派室に戻り、諸雑務。

 12時、一旦、自宅に戻ったのち、愛車で長岡市に向かって移動する。途中、市役所の売店で購入したパン2個、「ちく太郎チーズ 140円」「照焼チキンサンド 237円」と牛乳で昼食。

Adsc_001510 13時過ぎ、長岡市のアオーレ長岡に到着し、13時30分から初めての試みとなる新潟県市議会議長会主催の「議員研修会」に出席する。
 新潟県市議会議長会の会長である長岡市議会・丸山勝総議長、地元の長岡市・磯田達伸市長からの挨拶があったのち、事例発表会となった。

 お土産として頂戴した三波春夫クリアファイルの出来が素晴らしく、是非とも東京オリンピックのレガシー商品として販売してほしい。

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Adsc_001712 事例発表は、長岡市議会・五井文雄議員から「長岡市日本酒で乾杯を推進する条例について」、上越市議会・武藤正信議長から「上越市議会の議会改革のあゆみ」の2件。
 長岡市の「日本酒で乾杯を推進する条例」は平成26年6月に制定され、その後も平成27年7月「恒久平和の日条例」、平成30年6月「スポーツ推進条例」など議員発案が活発化している。
 上越市議会の議会改革は、

1.情報発信、共有の取組
 インターネット中継、議会だよりの改革、政務活動費領収書の公開
2.議会報告会、意見交換会の取組
3.議会基本条例の検証と議会改革検討委員会の取組
4.市議を目指しやすい環境整備検討会の取組
・政治への無関心からの脱皮を(市民の理解アップ)
・議会・議員のイメージアップを(議会を変えられること)
・選挙の困難さの解決を(選挙は思ったよりトライしやすい)
・物理的課題の解決を(当選後の報酬など)
・取り巻く環境の解決を(家族・地域の理解を得る)
・女性特有の壁を打ち壊す!
5.その他の取組と今後の取組
 議員勉強会、小中学生の議会学習、タブレット端末の導入、モニター制度

と取り組んでおり、我が柏崎市議会でやっていない「市議を目指しやすい環境整備検討会」は参考になる。

 10分間の休憩をとったのち、14時40分から早稲田大学名誉教授の北川正恭氏による講演「地方議会が地方を変える 地方から日本を変える」となった。
 主な内容は以下の通り。

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1.中央集権から地方分権
 議会の役割が根底から変わってきた。それは首長の執行部と議会との関係。
 監視機能だけではなく、越えて政策提案、立法が大切になった。また執行の決定権は議会にある。25年前(1995年)に中央主権から地方分権への流れが始まった。
 知事になった時に県議会のボスがいましたから、徹底的にふたりで話をしました。「徹底的に県庁を変える覚悟がある。あなたは議会を変えたらどうだ」と言った。議会で徹底的にいじめられたが、そういう関係性が正しい二元代表制。
(1)地方分権から地方創生
 中央集権時代では、中央省庁の指示・命令で唯々諾々と選挙で選ばれた知事も従ってきた。ほとんどが国の下請け、機関委任事務であった。
 これからは、自己決定し、自己責任をとらなければいけない、創造的な力が必要な地方創生の時代である。
→ 機関委任事務の全廃
 国が総合戦略を作れというのは古いままの体制。これを破る覚悟が必要である。
(2)地方議会の役割の変化
 国と地方は対等であり、審議、調査、立法など自立した議会を目指すこと。
 毎年、議長が指名が変わるような地方議会が住民に信頼されるわけはない。

2.政務調査費と政務活動費
(1)量的削減から質的充実へ
 これままでは執行権があった自治体が有利でのため、知事・市長執行部が強く、議会がお刺身についているツマ程度の存在、しかし、「地方分権推進法」、「地方創生法」、「まち・ひと・しごと創生法」ができてから、議会の持つ力が上がった。そこで必要になったのが政務調査費。
 そして本当に自立した議員活動が必要になり、政務活動費となった。
 無駄は省なければならないが、充実させるための費用が必要。

3.二元代表制の意義
(1)民意の反映、住民の代表機関としての議会の役割
(2)議員活動と議会活動の違い
(3)議長の役割

4.議会事務局の重要性
(1)議事進行と執行部との調整に加えて、市民との窓口、政策立案、議員提案条例の制定

→ 議会と議会事務局の在り方を考え直す時期にきている。

5.全国の先進地方議会の紹介
・東京あきる野市の議会だよりは、新聞記者出身の議長がでて変わった。とにかく情報発信がうまい。
・神奈川県横浜市会は自民党市議団が選挙にあたって8本の議員発案を約束した。結果、4年間で7本を提案、可決した。
・大津市議会の議会改革は3つの大学とともに行った。

6.善政競争
 地方議会どうしあるいは地方議員同士が互いに良い政治や政策の競争が起こる

 以前にも一度お聞きしていたが、改めて、議会改革をしなければならないことを痛感する講演であった。

Adsc_002419 長岡グランドホテルに移動し、16時過ぎから地元・長岡の酒を各種、そしてビールもそろえた議員間での懇親会となった。
 しかし、大雨により、上越市柿崎区には避難勧告、我が柏崎市でも大雨警報となっているため、アルコール類は飲まず、夕食分を食べたのち、20分ほどで退席させてもらった。

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 18時過ぎ、事務所で事務仕事。かなりの大雨になっており、被害がでないことを祈るばかり。

 22時、熱めのシャワーを浴びて、リフレッシュしたのち、『マクガイバー シーズン1』のDVDで3本を観る。

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