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2018年8月 8日 (水)

議会運営委員会視察2日目(石川県小松市)
予算決算常任委員会化について

 2時、就寝。

 7時に起床し、シャワーを浴びる。

Adsc_0029 7時45分、ホテル1階の「PRONTO 小松駅前店」(電話:0761-21-8122) に行き、ビュッフェ形式の朝食。塩鮭、ソーセージ、ベーコン、茹で卵2個、サラダ、セロリのピクルス、麩と海苔の味噌汁、牛乳、ご飯2杯で、納豆が無いことに多少の不満が残った。

 9時10分、ホテルをチェックアウトし、タクシーにて移動。

Bdsc_000302 9時30分、小松市役所に到着し、予定時間より早いため、1階ロビーで開催されていた「原爆と人間展」を見学させてもらう。
 いきなりの『赤旗』の引用からはじまり、日本の侵略戦争、アジアの苦しみといった文言が並び、中には原爆投下とは関係のない反原発「さようなら原発アクション」の主張までされていた。公共の場での政治主張は良いのであろうか。

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Bdsc_000503 9時45時から行政視察をさせてもらう。ありがたいこと地元・小松市産大麦を使用した「大夢希サブレ」(山口堂 電話:0761-22-2016)今回の視察目的は議会の予算決算常任委員会化についてである。
 冒頭、小松市議会・出戸清克副議長から歓迎のご挨拶を頂戴した。小松市議会は議長、副議長は円滑な議会運営のため、会派には所属せずに無会派(議会運営規約第4条)となっている。

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 柏崎市議会からも視察受け入れへの御礼の挨拶をしたのち、早速、本題に入った。
 主な内容は以下の通り。

<小松市及び小松市議会>
・小松市は、石川県西南部に広がる豊かな加賀平野の中央に位置し、産業都市として発展し、南加賀の中核を担っている。
・海岸線7.5km、面積371.05平方kmで、人口は10万8000人。
・株式会社コマツ発祥の地であり、が市税の大きな部分を担ってきた歴史がある。
・航空自衛隊小松基地があるので、騒音対策で個人宅も含め、空調、防音サッシの費用を防衛省が担っている。
・敦賀市まで北陸新幹線が延伸されることに伴い、新幹線の停車駅にもなるため、今後の発展につなげるようまちづくりを推進。
・市議会の議員定数は22名で、現在は1名欠員で21名。常任委員会は3つに加え、予算決算常任委員会の4つ。

柏崎市議会:26人、市民人口 8.6万人
      議員報酬39.4万円
→ 柏崎市議会の議員数がいかに多いことか・・・

小松市議会:22人、市民人口10.8万人
      議員報酬49.5万円

・小松市議会国際交流推進議員連盟を作り、小松空港の国際化の推進や中華人民共和国、大韓民国、ロシア連邦、台湾及びブラジル連邦共和国との友好親善に努めている。
・小松市議会北陸新幹線建設促進議員連盟では、北陸新幹線のフル規格での全線開通の実現や平行在来線の支援などを議論している。
・採決や資料はタブレットによるデジタル化をしており、紙資料は基本的にださない。
紙は前年度比で55%減に成功した。
・平成24年度から台湾・彰化市と市議会が先行して、議会間での交流。青少年スポーツ交流などを進め、その後、平成29年10月10日、彰化市と小松市で友好交流協定を締結した。

<予算決算常任委員会について>
・平成25年9月議会で議会改革調査特別委員会を設置し、平成27年5月に予算決算常任委員会を設置。
・従来の分割付託による審査方法は、各委員会での表決結果が異なる可能性がある等の矛盾が生じることから、これを解消するため。また、予算審査と決算審査を同一議員が行うことにより、総合的・一体的な審査を行う。当然、決算審査を来年度予算に反映させることにもつながる。
・予算内示会のち、予算説明会(3月)、決算説明会(9月)、総括質疑、分科会(詳細審査)を行う。その後、分科会委員会報告、締め括り総括質疑、委員会採決を行い、最終的に本会議での委員長報告を行う。

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・予定決算常任委員会への付託議案
【議案】
(1)予算、決算と関連するもの
(2)基金の設置など予算の根幹に関わるもの
(3)手数料条例に係るものなど歳入予算を伴うもの
【法定報告】
 繰越明許費等の繰越計算書及びこれまで決算特別委員会で審査していた繰越事業費等の法定報告の審査を行う。
【一般報告】
 議案と同時に審査すべき一般報告を除き、予算決算常任委員会では扱わない。
【請願・陳情】
 原則として、予算決算常任委員会では請願、陳情の審査を行わない。
・分科会の前に理事会を開始し、付託先の分科会や全体会の開催や運営方法の見直しなどを協議している。
・予算決算常任委員会設置による効果
(1)分割付託解消による円滑な議案審査
(2)同一議員が予算決算審査を行うことによるチェック機能の強化
(3)修正議案や附託決議を提出しやすくなる
・予算決算常任委員会の課題
(1)議会日程が従前に比べ、長くなった。
(2)総括質疑は全ての議会で実施する必要がるのか。
(3)締め括り総括質疑は必要なのか。
・議長も委員として、採決に加わっている。

 説明のあと活発な意見交換となったものの、私自身は

・議員定数の削減と議会事務局体制
・台湾との議会先行型の交流

が気になっていた。しかし、時間の関係上、議会事務局の体制のみ確認させてもらった。
 今月末、台湾・雲林県に行くので小松市議会と同様にうまく議会先行型の交流事業ができるように話を進めたい。

 昭和63年に完成した議場も見せてもらったところ、一般質問の際には国会の党首討論のように市長・執行部と左右に分かれての対面方式がとられていた。各議会での考え方、手法の違いが面白い。

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 11時30分、ありがたいことにマイクロバスで小松駅までお送りいただいた。

 電車の待ち時間があったため、小松駅近くのコマツの広報資料館「こまつの杜」を見学。2010年に閉鎖した小松工場後に2011年にオープンしたもので、世界最大級の超大型ダンプ「930E」が展示されており、大迫力である。

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Bdsc_001810 12時10分、普通電車に乗り、12時42分、金沢駅に到着。以前に食べに行き、気に入ったお店「寿し・地もの酒菜 高崎屋」(電話:076-231-3589)に向かうも今日はお休みということであった。
*写真はいつも買おうか迷うものの決断できない「ひゃくまんさん」のぬいぐるみ。

 駅構内に戻り、13時10分、「魚菜屋 1号店」(電話:076-233-2217)に入って、「七尾の漁師ランチ 1026円」で昼食をとる。ご飯の量は大盛が無料だったので、つい大盛にしてしまった。
 ハチメやブリを甘しょっぱく煮付けた煮魚や刺身、魚のフライ、焼き魚冷や奴などバラエティに富んだ内容で、丼に山盛りできたご飯も即無くなった。

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 14時46分、金沢駅発の北陸新幹線「はくたか568号」に乗り込む。

 15時49分、上越妙高駅に到着し、16時2分、えちごトキめき鉄道に乗り換える。いつも思うことであるが、羽越新幹線構想実現のためには、上越市内に未だ残る直江津と高田の意識、そして柏崎市までの沿線住民の新幹線への理解が必要である。

 16時20分、直江津駅に着き、5分の待ち合わせで16時25分、普通電車に乗り換える。

 17時9分、柏崎駅に到着。

 17時20分、自宅に戻り、荷物を整理したのち、事務所で緊急で依頼されたノートパソコンの修理を行う。

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 21時、頂きもののかつサンドイッチと小粒納豆と梅肉の和え物、ビール500ml3本で夕食をとる。

 食後からも引き続き、事務所でパソコン関係の作業。

 24時、熱めのシャワーを浴びたのち、録画しておいたテレビ番組を一気に観る。

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