2018台湾視察3日目:ねつ造の慰安婦像、柏崎ツアー売り込み、マンゴー六次産業化、高雄市議会議員との懇談
現地時間6時30分(日本時間3時、時差-1時間)に起床し、シャワーを浴びる。
現地時間8時、ホテルをチェックアウトし、借り上げた専用車で移動。
現地時間8時30分、今年8月14日に建立されたという台湾の従軍慰安婦像を確認する。場所は、日本人観光客多く訪れる、日本統治時代の百貨店を復元した林百貨店の対面で、中華国民党の敷地内。あくまで民間で建立されたものという事になっているが、中国共産党側ともツーカーと言われる馬英久前総統もテープカットに参列している。
日本語による説明文は以下の通り。
1937年12月、対日抗戦期間中、日本軍が南京を攻落し、30万の住民が殺戮やレイプされ、世界中を震撼させ、また日本に対する強い譴責をした。日本軍がその後、アジア太平洋各地で「慰安所」を設立し、騙しや脅迫、拉致などの方式で、占領区の若い女性を「慰安婦」、として強制徴用して、日本軍の姦淫に供し、被害された女性は約20万ないし40万人に上ると言われ、台湾も少なくとも1200人が被害されているという。
1996年1月、国連人権委員会が「慰安婦」に関する調査報告を公表し、「慰安婦」は第二次世界大戦・「日本軍の性的奴隷」だと認定し、これは戦争罪であり、日本政府は責任を負い、謝罪と賠償をしなければならないと認定された。現在までには、アメリカ・カナダ・EU・韓国・中華民国等の32カ国の国会が国連の調査報告を支持したが、日本政府は依然として責任を負うことや謝罪・賠償を拒否している。
辛うじて生き残した「慰安婦」の正義を勝ち取る勇敢な行動は、すでに国際婦女人権運動の模範となった。本日、この銅像を安置することは、中華民国の国民は決して「慰安婦」の悲惨な歴史を忘れず、さらに彼女たちの奮闘ぶりに対する尊敬と支持の意を表す。
完全に嘘の歴史であり、いくら記事を撤回したとはいえ、ねつ造記事を世界に発信し続けた『朝日新聞』の罪は重い。
「修安扁擔豆花」の謝社長にご案内頂き、現地時間8時30分、地元の超人気店「永記虱目魚丸」(電話:06-222-3325)に入って、看板メニュー「肉燥飯 25元」、「綜合湯 110元」で朝食。
いままで食べた魯肉飯、肉燥飯の中で3本指入りの味わいであり、綜合湯はサバヒーの団子や皮、腹肉や海老団子、豚ホルモンが入り、かなり好みの味である。
オーナーも紹介してもらい、挨拶させてもらったところ、オーナー夫妻は、スキー好きで毎年のように新潟にお越しになっているとのことであった。
柏崎で台湾フェアをやる際、是非出店してほしいお店である。
現地時間9時、台南市で一番大きな物流・観光ツアー会社である遠達國際企業有限公司にお邪魔し、会社見学させてもらうとともに相談。
昨日の台湾式バーベキューで、焼酎を一緒に飲んだ林会長に柏崎を訪問するツアーを是非行ってもらえないか、柏崎市のパンフレットなどをお渡しした反応は以下の通り。
外部から見る目として、柏崎へのツアーになるネタとしては
1.世界最大の柏崎刈羽原子力発電所の内部見学
2.リケンの工場見学と技術説明
3.木村茶道美術館
の3つだけであり、海も山もそこまで行く特色がないとバッサリ・・・冷静な分析である。
お礼を述べたのち、借り上げた専用車で台南市の郊外に移動。
豪雨のなか、現地時間11時40分、マンゴー農園の玉井之門食品行に到着。徐瑞基社長にご対応頂き、工場のなかを見せてもらう。
予定では農園も視察するはずであったが、豪雨による被害も台南市内で発生しているほどであり、工場のみとなった。
これまで集団農業で農家としてマンゴーを栽培していたが、18年前に独立。天然のドライフルーツなどで6次産業化に取り組み、直接商品として販売するようになった。天然であり、かつ安全・安心の商品にすることを目的にSOS国際認証も通過した工場で、焙煎以外の工程はすべて手作りで製造。現在は、マンゴーだけではなく、色々なフルーツを使ってドライフルーツを作り、販売している。
*マンゴー(愛文)無糖と加糖、グァバ、赤グァバ、グリーンマンゴー、パイナップルのドライフルーツ
単なる生産者から、加工や販売まで行う六次産業化においては、生産技術に加え、経営感覚や手法をどこで学ぶのかが重要になる。
社長いわく自らが販売者にもなることで経営感覚が身に付き、生産部門と経営部門を切り分けて、利益も上がり、多くの地域の方を雇用することができることになったという。
そして、
「ここでしか食べられない、ここでしか買えない高品質、期間限定を提供する」
という経営方針が貫かれていたことに驚いた。
現地時間12時40分、台南市楠西區の知る人ぞ知る山の中のレストラン「二層坪梅仔雞」(電話:06-5753982)へ「玉井之門食品行」社長ご夫妻からご案内頂き、お話しを聞きながらの昼食となった。
龍鬚菜の炒めもの、名物の梅シロップに漬け込んだ鶏唐揚げ「梅仔雞」、水蓮の炒め物、豆腐の揚げ物「黄金豆腐」(トマトケチャップ付き)、シナチクの炒めもの「脆筍」、名物のウコン鶏唐揚げ「薑黄雞」、意外にさっぱりしている梅と豚ホルモンの炒め物「酸梅大腸」、朝鮮人参のような根菜とクコの実や鶏が煮込まれたスープ「枸尾雞火鍋」。
日本人は滅多にこないそうで、珍しい料理を堪能した。
現地時間14時10分、社長ご夫妻が台南市政府から経営手腕を買われ、公共施設の建物の指定管理者となったお店を視察。アイスクリームやドライフルーツを販売しており、アイスクリームは豆乳と自前のフルーツを使ったもの。大人気とのことで、当日もほとんどのフレイバー(味)が売れ切れとなっていた。
台湾の政府(行政)側も六次産業化の支援はするが、それはあくまで人脈づくりや勉強の場の提供のみ。経営の工夫は民間であり、それが成功したら、今度は行政の場(指定管理者として)に協力してもらうという流れは、我が柏崎市でも多いに学ぶべき事柄であった。
現地時間15時、ありがたいことにお土産まで頂戴し、お礼を述べて、専用車に乗り込む。視察させてもらったばかりか、食事までご馳走になり、かつお土産まで頂戴したので、後日、お礼の品を送らなければならない。
当初予定してた塩田及び牡蠣養殖場については、豪雨被害のため、中止となった。
現地時間15時40分、高鐵「台南駅」に到着。現地時間16時13分発の台湾新幹線0833号(台灣高鐵700T型電聯車)に乗り込む。
現地時間17時、高鐵「左榮駅」に到着し、タクシーで宿泊先に向かう。
現地時間17時40分、宿泊先で定宿にしている家和商旅にチェックイン。
シャワーを浴びて身支度をしたのち、18時50分、タクシーで移動する。
現地時間19時、台湾料理店「老新台菜」(電話:07-313-3077)に入る。以前よりレトロ調の店構えが気になっていたお店であり、入り口には古いかき氷機の陳列、古い映画ポスター、1960年代ぐらいのおもちゃなど好きなタイプのお店であった。
台湾・高雄市議会の中華新民党・呉益政議員、中国国民党・黄柏霖議員、中国国民党・陳麗娜議員の3名の議員(全員4期目のベテラン)にお越し頂いての会食。
柏崎にお越し頂くことや、相互に恩恵のある交流事業、そして今年12月にここ高雄市で開催される「第一回ご当地キャラExpo in 高雄」に、柏崎のえちゴンが出場することになった場合の応援団になってほしい旨のお願いなどをした。
*えちゴンのぬいぐるみを自宅に忘れてくるという失態・・・。
美味しい料理も多くあったが、話に集中していたため、料理名などメモ忘れ・・・。
お土産は柏崎市のアピールもかねて、柏崎産のコシヒカリをプレゼントしたところ、名前入りの万年筆のお返しを頂き、逆に申し訳ない限り。
現地時間21時20分、ホテルに戻り、台湾ビールを飲みながら同行した議員との打ち合わせ。
現地時間23時、シャワーを浴びたのち、持参してきたノートパソコン(ThinkPad X61,SSD,SXGA+化,LEDバックライト化)で急ぎの事務仕事を行う。
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