子ども寺子屋 荒川春代氏
机に突っ伏して寝てしまったので、寒さで6時過ぎに寝覚める。一瞬、PCの画面を見るとチカチカするので、目がおかしくなったかと思った。よく見ると、テキストエディタが全画面で開いていたところに、突っ伏して寝た際キーボードの「P」を押した状態になっていたようで、「P」だらけだった。昔のPCであれば、ビープ音の連続で寝られなかったところだろう。そういえばあの愛機8ビットパソコン SHARP X1turboIIIが懐かしい。この機種は、内部仕様がX1turbo Model30とほとんど同じであったが、2HDドライブが標準搭載された上、本体デザインが格好良かった。ただ、無理を言って今は亡き父に買ってもらったものの、購入後一ヶ月後には、本体仕様を一新したX1turboZが同じ値段で発売されたため、それ以来、SHARP製品の購入をやめようと思ったという悲しい想い出つき。いまになって捨てたのを後悔。
朝食として、大阪のFさんから頂戴した、旭松食品「カットグルメ 味付納豆」を食べる。この納豆は、メーカーさんいわく、「日本初の高齢者向け」納豆とのことである。味付けしてあり、そのためか水分を吸ってテラテラであるが、糸がすぐ切れ、お年寄りが食べるには都合が良いのかも知れない。この納豆を食べ、「年をとっても、ガッチリ糸引き納豆を綺麗に食べる」という人生の目的が一つできた。
今日は葛飾区議会議員選挙の開票日である。(ここから少しナマって)都会の選挙は日曜日すべてを投票にしてぇ~、開票はぁ~翌月曜日の朝から行われるだ(ナマり終わり)。自民党に党籍を持つ身としては、あまり大きなことはできないが、行き過ぎたジェンダーフリーへの警告などを女性の口から言い、また若手議員の仲間でもある民主党の早川久美子氏の応援をしていた。静岡県浜松市議の新村議員とともに街宣車にも乗り込み、選対にいた大学生(休憩時間、歴史について強引に話を聞かせる)とも仲良くなっていたので票が気になっていたが、今回見事トップ当選で6668票。「姉さん、その格好・・・・」というツッコミたくなるセクシー系なご本人だが、今後も行き過ぎたジェンダーフリーには女性としての意見を言ってほしい。
10時、アンヤンウ・イケチュクさん(有限会社プラカード・ジャパン代表取締役)とwebサイトの打ち合わせ。納豆学会のサイトを一気にリニューアルする予定だ。webの打ち合わせのあと、白色人種がいかに有色人種から搾取してきたのか、民族分断、文盲を作るなどの愚民化政策などについて、ナイジェリアの例やインドのことなど、ビジネスそっちのけで話し込む。打ち合わせののち、市内での営業。
13時から相談の方があるので昼食は「うれっ子」(電話:0257-22-4648)のチャーシューつけ麺。あいかわらず、麺、チャーシューともに量が多い。13時過ぎから16時まで相談を受ける。17時、リフォームの件で高橋建設さんと打ち合わせ。問い合わせの電話などがあり、時間がなくなったため、夕食は大徳寺納豆を入れたお茶漬け2杯と豚肉の生姜焼き、訳の分からない組み合わせ。19時から町内役員選考委員会に出席。20時30分過ぎにお誘いを受けていた飲み会に顔を出す。22時過ぎに戻り、風呂に入りつつ、録りためておいた番組を見ながら、ビール500mlを3本。チャンネル桜に本居宣長の和歌を、いわゆる歌にして子供にも伝え、日本語の美しさを表現している岡美保子氏が登場した。ご実家が400年を越える伝統をもつ和菓子屋さんということで調べてみると柳屋奉善さんであった。是非、一度コンタクトをとってみようと思う。『TVタックル』では、田嶋陽子女史と三宅久之翁のやりとりがあり、途中でCMにいったのが残念だ。田嶋女史の「日本だってどっかの国からいっぱい拉致したんだよぉー」の発言に、「どこの誰がどこにだよ」との三宅翁。あわてて田嶋女史が大東亜戦争最中の朝鮮人強制連行説を唱えると、三宅翁の「その頃は日本だったんだよ」との正論。日韓併合から、いよいよ盛り上がるかと思っていたところでCM・・・・・編集を恨む。田嶋女史は、母校である高校の英語の先生であった。高校の先輩に聞いたとき、あんな人じゃなかったとの声も聞いている。TV的にはオイシイが教育の現場となると話は違う。価値観まで教える師ではなく、学問のコーチ程度にしてほしい。
先日お会いした、荒川春代氏からお電話を頂戴した。荒川氏は、現在、修身など日本文化を伝える寺子屋のような塾を運営されており、チャンネル桜においても「子ども寺子屋 桜」という番組で、親子に日本文化を教えられている。生徒はもちろん板の間に正座で聞き、はじめとおわりの挨拶もしっかりしている。番組は、まず昔話や偉人伝を紙芝居にして、そこで日本語のリズムや心を学ぶ。つづいて修身の暗誦である。事業家としても、高級婦人服を扱われ、三越、高島屋などをはじめ100店舗を越える取引先をもつ実力者。17日にまたお会いするので、教育者として、経営者としてのお話を聞こうと思う。
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2003年10月号『到知(ちち)』
大自然の法則に生きる 荒川春代
この頃街中を歩いていると、あちらこちらで地べたに座り込んでいる若者を見かけます。本来なら若々しいエネルギーに満ちているはずの彼らに、まったく生気が感じられず、人目もはばからずにへたり込んでいる様子を見るたびに、私は本当の日本人の心はどこに行ってしまったのかと思わずにいられません。
その人の性格や生きる姿勢は、体に表れてまいります。体に芯ができていない方は姿勢が極端に悪く、忍耐力に乏しい人になってゆかれます。このような若者が増えているのは、いまの日本社会に対する何か重大な警告に違いないと私は思っています。
いまの若者を育てた親は戦後、アメリカGHQの占領政策にもとづく教育を施されて成人した方たちです。そこには、精神的にも文化的にも優れた日本民族を、再び立ち上がらせまいとするアメリカの巧妙な仕掛けがありました。それによって、愛国心や道徳など、かつての素晴らしい日本文化を失い、骨抜きにされた日本人が大量につくられてしまいました。この骨抜きにされた親に育てられた子どもたちがさらにおかしくなったとしても、当然のことと思います。
私は、この流れを少しでも良い方向へ転換させたいという思いで、微力ではありますが自分の身近なところからいろいろな活動をさせていただいています。例えば中学生や高校生を対象とする楽生塾、幼稚園や小学校の子を対象とするリトル楽生塾もそのーつです。いまはゆとり教育の影響で学校の授業時間も減り、子どもたちの自由時間が増えています。例えば、毎日2時間テレビを観れば、1年間では学校の授業よりもテレビを見ている時間のほうが長くなるそうです。そして、そのテレビなどを通じてもたらされる情報が、子どもたちに悪い影響を及ぼすため、異常な犯罪もとみに増えています。子どもたちを放っておくのはとても危険なことだと思いました。
そこで、彼らを集めて少しでも昔のように立派な日本人に育っていただくために、礼儀作法や正しい言葉遣いなどを身につけ、読み書き算盤に歴史の学習、さらには野球や自然教室まで幅広く行える場をつくったのです。いまの学校の教育による歪みを元に戻し、本当の日本人の心を身につける、いわば〝平成の寺子屋″なのです。
決して学校の成績を上げることが目的ではなかったのですが、結果は嬉しいことに、学年トップの成績を上げる子も出て来ています。学校の勉強よりも楽生塾で習うことのほうがずっと楽しくて、いろいろと覚えてゆけるそうです。
多彩なカリキュラムを組めるのは、「教育」は「共育」という理念のもとで支えてくださっているたくさんのスタッフの方たちのおかげです。どなたも人様のお役に立ちたい、教えることを通じて自らも学びたいという思いから、無償で協力してくださっています。もちろん主宰する私もお金は一切いただいておりません。それは私どもが、この世は出たものが返ってくる、つまり与えたものしか戻ってこないことを理解しているため、お人を生かせば自分も生かされ、幸せな人生を送ることができ、元気をいただけるからなのです。
この大自然の法則は、15年ほど前、ある不思議な体験を通じていただくことができました。
それまで私は普通の主婦で、社会的な活動はしていません。幼い頃からクリスチャンとして育ってまいりましたが、私の心はもっと真実を、という思いが湧き上がってくるのを抑えることができませんでした。そしてある時期から、毎朝2時頃に鈴のように美しい鳥の声で目覚めるようになり、何か大きな力に導かれるように勉強を始めたのです。瞑想もしました。人を癒やす力も授かり、無償でいろんな方の病気を治して差し上げました。そうした活動の中で、一つひとつインスピレーションのような形で、私は大自然の法則を理解していったのです。
私のもとには病を抱えた方ばかりでなく、次第に仕事や人生におけるさまぎまなトラブルを抱えた方が相談に見えるようになりました。その中で感じたことの一つは学歴にとらわれて自信をなくしている若い人があまりにも多いことでした。彼らと一緒に仕事をし、自信をつけてあげたいという思いから、夫とともに平成7年、アパレル、出版、食品など、幅広く手掛けるコーチャルという会社を立ち上げ、いまに至っております。
そして仕事を通じてともに大自然の法則を実践し始めたのです。
この世は全て想念で動いています。いまの自分の状態は、いままでに使ってきた心の結果であり、いま自分が使っている心が未来の自分をつくってゆくのです。自分の未来をよくしたければ、常に喜びと感謝の心を持ち、周りの方に喜んでいただけることを一つひと積み重ねてゆくことです。この実践を続けていけば、健康にもお金にも愛情にも恵まれ、幸せな人生を送ることができます。家族の幸せは保たれ、家庭にも職場にも和が生まれてくるのです。
いまの日本は混迷の極にありますが、1人ひとりが大自然の法則に則り、相手を思いやる心を取り戻してゆけば、必ずその心が国を思う心へと発展し、日本は本来の輝きを取り戻していくと確信しています。たとえ小さくて構いません。太陽のように、いつも明るく学ぶ喜ぶ心で毎日を過ごしてゆかれる方を増やしてゆくことが、天よりいただきし私の務めと思っています。
(あらかわ・はるよ=コーチャル取締役)
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